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2011年12月7日、開幕を翌日に控えシアタークリエにて記者会見が行われました。キャストの新妻聖子(カミーユ・クローデル役)、石丸幹二(オーギュスト・ロダン役)、伊礼彼方(ポール・クローデル役)、根岸季衣(クローデル夫人役)、西岡徳馬(クローデル氏役)が舞台衣裳姿で登場、舞台に臨む現在の心境など披露致しました。


Q.ご自身の役柄と意気込みをお聞かせ下さい。
根岸季衣 「理解のないカミーユの母親役です。芸術を理解しない、いつも障害になっている母親です。見事に障害になっていきたいなと思っています。」
伊礼彼方 「途中まで姉に対して理解のあるカミーユの弟役です(笑)。カミーユのことを姉としても、女性としても愛している弟です。カミーユが芸術の道に進むのを何とか止めようとするのですが、なかなか突っ走るものですから、そこにドラマが生まれています。」
新妻聖子「誰からも理解されない彫刻家カミーユ・クローデル役です。(笑)がんばります!」
石丸幹二 「私はいつもカミーユの前に立ちはだかる壁、オーギュスト・ロダンです。カミーユを愛しつつも、表現の仕方が下手で、ちょっと愚鈍な男です。でも師匠ですから、カミーユに立ちはだかっていきたいと思います。」
西岡德馬 「カミーユを理解している父親役です。最初からカミーユの才能を見つけて、それを伸ばしてあげようとする理解者というか、溺愛してますね。」

Q. 新妻さんが演じられるカミーユ・クローデルは、非常に激しい女性で、今までに演じられてこなかった役柄だと思いますが、新たな挑戦になりそうですね。
新妻聖子 「本当に大きな挑戦なんですけども、今までの役に比べて大人っぽいシーンもありますので、両親に観せるのが恥ずかしいな、と(笑)。体当たりでがんばりたいなと思います。」

Q. 石丸さんは、歴史に名を残すほどの偉大な実在の芸術家を演じることについて、どうお感じでしょうか。
石丸幹二 「実際に生きてらっしゃった方を演じるわけですが、ただ、もう故人ですから、私なりの解釈で、カミーユを心から愛し、しかも芸術にまっしぐらだったロダンを表現していきたいと考えてます。また、後世に残る作品をどんどん作った芸術家としてのカリスマも出していければと思っております。」

Q.カミーユの狂気という部分も含めて、新妻さんご自身と重なる部分はありますか。
新妻聖子 「私も割とテンションが高めですし、感情表現が豊かな方だと思うので、そういった部分でカミーユを理解できるな、と思います。また、同じ芸術を志す者、表現者として、彼女がぶつかった壁であるとか、当時置かれていた状況などを見ると、本当に苦しいところがあったんだなと、すごく心が連動する部分もあります。お客様のお力を借りて、どっぷりカミーユになりきれたらなと思っています。」

Q. 新妻さんは、ニューヨークで、作曲のフランク・ワイルドホーンさんとお会いしたそうですが、その時に何かメッセージはありましたか?
新妻聖子 「お会いした際に、『愛情をこめて、全ての曲を書きました』と教えていただいたので、一音一音大切に歌っていきたいと思っています。『カミーユは炎のような人だから、舞台上で駆け抜けてください』という激励のお言葉をいただきました。ワイルドホーンさんは初日にいらっしゃるようですね。」


Q. 西岡さんが演じられる、女性の才能を認める父親というのは、当時の人たちにとっては革新的な存在ですよね。
西岡徳馬 「僕は自分自身でも女性の才能を認めていますから。特別に革新的とは思わないんですけども。女性の方が優れていますから。この舞台を観ると、それがすごく分かりますよ。男はダメだなって(笑)。」

Q. ロダンの「考える人」は、ロダンがカミーユのことを考えている姿だという説もあるようですが、ご自身が、悩んで、彫刻のようになってしまった経験というのはありますか?
石丸幹二 「演出の白井晃さんから難しいダメをいただいた時に、『はい』と言ってすぐにできるものではなく、しばし『考える人』になっています。」
新妻聖子 「稽古場で、全員が『考える人』になってますよね(笑)。」
石丸幹二 「でも、その後に生まれてきたものは、やっぱり素晴らしいものになっている。人間は考える時間が必要だなと、改めてこの作品に参加して、思っています。」

Q. カミーユとロダンの師弟関係が物語の一つのテーマだと思いますが、皆さんの師匠と呼べる方とのエピソードを教えてください。
根岸季衣 「つかこうへいさんです。今年お亡くなりになって、つかさんのことを思い起こすことが多いですね。出会ったのが19歳で、20代を一緒に駆け抜けたので、その頃はありがたみも何も分からなかったのですが、今となっては一つ一つがありがたい思い出です。怖さも、ありがたさも分からず突っ走っていた頃の思い出を、むしろ、いま稽古をしながら思い出しています。」
伊礼彼方 「出演させて頂く作品そのものから、共演者の皆さんから、周りのスタッフの方から、毎回、何かを貰っていると思います。」
新妻聖子 「初舞台の頃から演出家の方々です。今は白井晃さんが師匠ですね。あとは、石丸さん始め、共演者の方々が、その場面、場面での師匠です。」
石丸幹二 「私は役者として『学ぶ』ということは、『盗む』ということだと思っています。しかも、手ほどきしてくれない人からこそ、いろんなものを吸収するようにしています。光る物を持っている人は世の中にたくさんいらっしゃる、と思っています。」
西岡徳馬 「今の石丸さんの言葉じゃないけど、私はそういう意味では『大泥棒』ですね(笑)。杉浦直樹さんと津川雅彦さんからは、いいな、と思う部分を見て、盗んで、学ばせて頂きました。杉浦さんは初めて飲みに連れて行って下さった時に『君の役者をやっている了見は何だい?』とおっしゃって、それ以降ご一緒すると『お前は何のために役者をやっているんだ』という禅問答のようなことが多かったのですが、それが今、芸の肥やしになっているのかなと思います。」

Q.最後にお客様へのメッセージをお願い致します。
新妻聖子 「ロダンやカミーユ、クローデル家の人生を描きながら、自分の人生を途中で放棄せずに、どんな形であろうと完走するということはどういうことなんだろうと、お客様に問いかける作品だと思います。ご覧になった後に、人生の宝物、"GOLD"のようなものが、お客様の心に残ればいいな、という思いで演じていきます。年末の師走の時期ですけども、心の大掃除をしに、ぜひシアタークリエにいらしてください。」


『GOLD~カミーユとロダン~』は、いよいよ本日よりシアタークリエにて開幕致します!



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