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1878年、フランスの田舎町。年頃になっても一日中彫刻に没頭しているクローデル家の長女・カミーユ・クローデル(新妻聖子)を、父クローデル氏(西岡德馬)は温かく見守り、パリの美術学校への進学を勧めるが、当時は女性が彫刻家になる道は無いに等しく、母親クローデル夫人(根岸季衣)の猛反対を受ける。弟のポール(伊礼彼方)が演劇を志しているのも母親の頭痛の種であり、不協和音を抱えたままパリへ引っ越すクローデル一家。パリのアトリエでカミーユは“全能の彫刻家”オーギュスト・ロダン(石丸幹二)に出会う。当初、ロダンはカミーユを子ども扱いするが、彼女の溢れる情熱と秘めた才能の煌きを認め、自身のアトリエにカミーユを助手として招く。

アトリエでの共同作業に取り組むうちに才能と才能で惹かれあうロダンとカミーユに愛が芽生えるのに時間はいらなかった。ロダンには事実上の妻子がいたが、もはや彼の心を捉えるのはカミーユだけだった。アトリエで働き初めて半年、カミーユは自身の個展開催を計画するが、女性の個展は前例が無いという理由だけで芸術家協会から出展を却下されてしまう。才能は認められたのにと、納得のいかないカミーユは、ロダンの庇護が中傷の原因であると思い込み、自由な創作活動と発表の場を求めてロダンの元を去るのだが・・・。
![]() 作:カミーユ・クローデル「分別盛り」 |



