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製作発表記者会見レポート
2018年1月24日(水)、新たなキャストを迎え更にパワーアップしたミュージカル『ジキル&ハイド』製作発表記者会見が開催されました。プレス関係者とオーディエンス約200名を前に、メインキャストによる質疑応答、そして3曲もの歌唱披露と、盛りだくさんの内容となりました。まずは、会見冒頭のカンパニーキャスト(田代万里生、畠中洋、花王おさむ、福井貴一、宮川浩、阿部裕、川口竜也、松之木天辺、塩田朋子、麻田キョウヤ、川島大典、杉山有大、折井理子、七瀬りりこ、真記子、三木麻衣子、美麗、森実友紀)による歌唱披露をご覧ください。
歌唱披露①「嘘の仮面」


ご挨拶
山田和也
山田和也
(演出)
「本日はご来場ありがとうございます。2001年の初演からそんなに月日が経ったんだとびっくりしています。昨日も稽古場でキャストの皆さんがミュージカルナンバーの練習をしていて、一通り歌っているのを聞いていたんですけど、終わった時につい『面白い』って感想を述べてしまいました。じゃあ何が面白いんだろうなと考えていたんですが、この作品って人間のネガティブな部分、憎悪であったり嫉妬であったり、あるいは人が人を差別するとか侮蔑するとか軽蔑するとか、そういう部分が描かれていたりして、普段あまり我々が表に出さないようなところがドラマティックに描かれていて、とても人間臭い部分がいっぱいあるんだなと思いました。また、その人間臭いものをストレートプレイでやってしまうと、なかなか陰々滅々としてしまうところを、やっぱりこのフランク・ワイルドホーンさんの実に魅力的な音楽があって、それをすごくセクシーにしているというんですかね、そのセクシーな感じがこの作品全体に漂っていて、妖しくてセクシー、だけどドラマティックというところが面白いところだと思いました。やっぱり一番大きな力になっているのはワイルドホーンさんの渾身のこの音楽だと思うので、その音楽の良さをこの顔ぶれで、皆さんにお届けできることが僕自身の楽しみです。どうぞご期待ください。」
石丸幹二
石丸幹二
(ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役)
「皆様本日はお集まりくださり、誠にありがとうございます。ジキル、そしてハイドを演じます石丸幹二です。私はこの作品に参加させていただいて3回目になるのですが、先程山田さんも仰っていましたけれども、このネガティブな部分って人間誰もが持っていると思うんですけれども、それがこんな風にネガティブで、こんなにリアルな悪いことを心の中で思っているんだっていうものが、演じることがすごく快感になって参りまして。ですからこのハイドを演じるときが非常に楽しいです、ただ楽しいって言い方をするとね、語弊があるかもしれませんけれども(会場笑)、でも人間臭いな、という風に思っております。今回3回目を演じるにあたり、もう一度台本を頭から読み直したんですけども、まだまだ色々なところで、色んな工夫ができるなと思っている今日この頃です。そして今回は、メンバーがガラッと変わりまして、今までとはまた違った人間関係が築けるんじゃないかという、そういう楽しみがあり、ワクワクしております。昨日の歌合わせの稽古の時も、それぞれの声の色とかですね、それからキャラクターみたいなものを感じて、こんな風な歌い方をしてもらったら、僕はじゃあどう変わるのかな、みたいなことがいま期待している中のひとつでして、稽古場が非常に楽しみです。こうして扮装姿でいると今にも始まりそうな感じなんですけれども、じっくりこれからひと月稽古をして皆様の前でお見せできればと思っております。どうぞその時までお待ちくださいませ。」
笹本玲奈
笹本玲奈
(ルーシー・ハリス役)
「皆様こんにちは、笹本玲奈です。私は2012年、2016年と2回続けてエマ役として出演させていただいたんですけども、元々、鹿賀丈史さん版の『ジキル&ハイド』を観てから《このルーシーという役をいつかやりたい》とずっと思っていたんです。そしてエマを2回やらせていただくうちに、エマから見るこの作品もやっぱり素晴らしくて。《ああ、それなら私はこの先も一生、石丸さん演じるジキルの奥さんとしてエマ役でやっていこう》と思っていた時に、今度はルーシーでいかがでしょう?というお話をいただきました。もう嬉しくて舞い上がってしまって、もうエマをやっていた自分というのはすっかり忘れました(会場笑)。昨日歌合わせをやらせていただいたんですけども、(宮澤)エマちゃんのエマが本当にエマだったので(会場笑)私は物忘れが激しい性格で良かったなという風に心の底から思いました。個人的には出産もしまして、1年ミュージカルをお休みしていて、これが復帰作となります。復帰第1作目がこんな大きな役で、そして今まで演じてきた役と全く違う、新たなジャンルですので、本当に楽しみではあるんですけども、いまちょっと緊張してますね。だけどジキルとハイドを演じる石丸さんとは3度目ですので、一生懸命ついていこうと思っています。どうぞ宜しくお願いします」
宮澤エマ
宮澤エマ
(エマ・カルー役)
「皆様こんにちは、エマ役を演じさせていただきます宮澤エマです。この『エマ役を演じる宮澤エマ』というこの台詞を言う日がついに来たのかと、この日を凄く心待ちにしておりました。この作品はすごく歴史がある作品で、代々色んな方がこの役を、そして色んなジキルとハイドとの関係性を見ていらっしゃると思うんですが、今回私はまっさらな状態でこの作品に挑ませていただいております。舞台版を見たことがなかったので、台本と資料を見せて頂いて、今のところはエマという役をまだ全然理解しておりません。なので昨日歌合わせをした時点で、笹本さんにはいま凄く嬉しい言葉を頂きましたが、《これだけ完成されている再演組の中に、まだまっさらな状態で入るとこんなにも圧倒されるものなのか》と、ちょっとびっくりしてしまいました。それと同時にとても身が引き締まる思いと言いますか、このレベルに私もすぐに達しなくてはいけないですし、これから1か月かけて、エマという役を、そしてジキルとの関係性というものを大事に大事に作っていきたいなと思っております。台本だけを読んだときには、だいぶ血なまぐさい作品だなと正直思いまして、あまりにも次々に殺人が行われていくので、ついていけるのかしらっていうのが正直な感想だったんですが、昨日の歌合わせでこの音楽の力をもってテンポ感良く、人が次々と殺められていくと(会場笑)、なんとなく見入ってしまうものがあると言いますか、そこには一種の爽快感すらあるという。(会場笑)決して良い人とは言えない人たちが次々とハイドの手によって殺められていくところはおぞましくも爽快感のあるシーンでして、とても個性的なキャラクターがたくさんいる中で、エマというとても良い人、良い人というのは簡単な言葉に聞こえるかもしれませんが、根が良い純粋な女性を演じるということの難しさも昨日は体感しました。私はひねくれた人間なので(笑)、そこを消し去って純粋無垢で美しく寛大な心でジキルを愛するエマを演じることが出来ればいいなと思っております。宜しくお願いいたします。」
田代万里生
田代万里生
(ジョン・アターソン役)
「皆さんこんにちは、田代万里生です。ジョン・アターソン役を演じさせていただきます。僕はミュージカルデビューが2009年だったんですが、その2年前、音楽大学を卒業した翌年に、テレビから聞こえてくる♪『時が来た』のCMになぜかピンと来まして、生まれて初めてミュージカルのチケットを自分で買って日生劇場に見に行ったのが『ジキル&ハイド』でした。2階席の一番後ろの一番端の席で眺めていたこの『ジキル&ハイド』の世界に、まさか自分が、この板の上に乗るとは思いもしませんでした。今回出演させていただくにあたって、台本はもちろんCDなど、ミュージカル版はとてもナンバーも素敵ですので、たくさん携わっていたんですけども、原作を読んでみて驚愕しました。エマもルーシーも出てこない、人はそんなに死なない(会場笑)、いかにミュージカル版が残酷でエンターテインメント性を増しているのか、ある意味原作を超えた面白さがあるんじゃないかなと思いました。僕が演じるアターソンという役は、原作でもアターソンの回想録という視点でこの作品は書かれていますが、このミュージカル版でも冒頭にアターソンが出てきて、『1888年にこんな事件があった』と語るところがありますが、抽象的な設定しかなかったので、昨日、山田さんに『アターソンってどんな人なんですか』と色々質問をしてみました。ジキルとアターソンは大体30代前半くらいの年齢で、ハイスクール時代に出会い、約15年くらいの関係性があって、冒頭の回想シーンは事件から大体10年くらい経ってようやく穏やかに話せるくらいの気持ちなのではと。決して老け役をやるわけではないですが、気持ちとしてはそういった気持ちで冒頭出て行って、ジキルとのある事件を演じていくという設定でした。前回演じていらっしゃった石川禅さんともアターソンについてお話しすることが出来て、アドバイスや、僕の知らないことをたくさん教えて頂きましたので、今までの『ジキル&ハイド』の伝統を引き継ぎつつ、新しいアターソンを生み出せたらなと思っております。宜しくお願いいたします。」
畠中洋
畠中洋
(サイモン・ストライド役)
「サイモン・ストライドを演じます畠中洋と申します。僕も3度目の出演でございまして、サイモン・ストライドは今回宮澤エマちゃんが演じるエマを好きで好きでたまらない男で、だからジキル博士と結婚するということで、勝手にジキルを恋敵に思っていると思うんですけれど、もうジキルを目の敵にしている男です。嫌味しか言わない、とっても嫌な男なんですけれども、初めてサイモン・ストライドを演じさせてもらった時に、山田和也さんに『狂犬』と言われました。すごい褒め言葉だなと思ってまして、それを前回も、そして今回も貫いて演じていきたいと思っております。そしてこの『ジキル&ハイド』という舞台はフォーメーションが本当に素晴らしいと思っています。アンサンブルのフォーメーションや動きとか、その重厚なコーラスとか、そういった部分を楽しんで頂きたいなと思っております。とにかく『狂犬』で通していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。」
花王おさむ
花王おさむ
(執事プール役)
「ジキル家のお父さんの時代からずっとジキル家に仕えている、プールという執事をやらせていただいております花王おさむです。僕も3回目なんですが、よく考えると、やっぱりプールはジキル博士が子供のころからずっと知っているんで、例えばおしめを変えてあげるとか、そういうことまでしてあげていたんじゃないかなっていうのが、3回目までやってきますとあんまり役とは関係ないんですが、そんなことばかり考えております。そしてだんだん、実の息子ではないんですが、家族のような強い繋がりを感じまして、毎回そういう気持ちが強くなってきています。先程石丸さんも仰いましたけども、新しいキャストの方が入りましたが、お芝居というのは不思議で、脚本と音楽が同じでも、キャストが変わるとそのキャラクターとか、雰囲気が変わってきます。まだ稽古に入ったばかりなんですけれども、これからどんなテイストの舞台になるのか、僕も楽しみにしています。どうぞ皆さんもご期待ください。」
福井貴一
福井貴一
(ダンヴァース・カルー卿役)
「こんにちは、福井貴一です。私は今回初参加なんですけれども、台本を見てびっくりしたことがあるんですよ。なぜかというと『ジキル&ハイド』の話は知っていたんですけど、残念ながら僕は舞台を観ていなかったので、自分のイメージでは、『ジキル』の方が音感から言って絶対悪い方だと思っていたんですよ。ジキルでしょ?そりゃあ悪い奴ですよ。(会場笑)そうしたらジキルはエエ奴で、ハイドが悪かったんですよ!これって結構思い込みというか、そんなことがあって面白い台本やな~と思いましたね。先程みんなで歌いました『嘘の仮面』。あれ、エエ歌ですね~。これは人間の本質ですよね、だから今回思いました、僕はダンヴァースという人間をやっていますが、僕だけに限らず、みんな本音と嘘がありましてね、それが顕在化するかは別として、そういうのがうまく演じられれば良い作品になるんじゃないかなと思っています。」
質疑応答

Q:石丸さんに質問です。今回3演目の『ジキル&ハイド』ということですが、先程新たな工夫の余地があるという話もありましたが、今回ならではの新たな取り組みや見せ所をお聞かせください。

石丸幹二「先程ちょっと申し上げましたけども、メンバーが変わったところでの人間関係によるところで大きく変わってくると思うんです。こういうお父様ですしね(福井「おいおい!」(会場笑))。わたし実はね、良いジキルじゃないんですよ。色んなものがペロッと剥がれてハイドが出てくるような、そんなジキルを作るので、それがどう絡んでくるのかは、ここでの人間関係で作られるかなと。山田さんの手を借りながらですね。ただ3人とも悪い家族になってはいけないので、一応お客様の前では真っ当な生活をしているんだけど、でもそういう部分がどういう風に変わるのか、いますごく楽しみなんです。あとは玲奈ちゃんとの、ご本人はもうエマは引きずっていないと仰っていましたけど、私の頭には彼女のエマがまだ残っておりまして(会場笑)、ここを塗り替えて新しい人間関係を作る、それが大きく変わってくるところじゃないですかね。アターソンももちろんですけどね。これがあえて変えてみたいところでもあります。」

Q:キャストの皆様に質問です。ご自身が演じられている役でも、別の役でも結構ですので、お好きなシーンやお好きな劇中のナンバーを教えてください。

石丸幹二「私は幸いなことに色々なナンバーを歌わせていただいておりますので自分のナンバーから選びたいと思いますが、♪『時が来た』ですね。これは非常に前向きな曲でして、曲自体もどんどん転調していきまして、最終的に歌い終わったときに、絶対成功するんだと思わせてくれるような、そんな歌です。前後の問題はさて置いておいて、この歌を歌っている自分が、私は好きですね(笑)。」

笹本玲奈「本当に『ジキル&ハイド』の楽曲すべてが好きすぎて、選びきれないのが正直な気持ちです。自分のコンサートで歌ったりとか、ことあるごとにCDに選曲して入れたりとかしてきたので。私もルーシーの中から選ばせて頂きますと、♪『あんなひとが』という曲と、一番最後に歌う♪『新たな生活』という曲は私にとって大きな歌ですね。特にこの♪『新たな生活』という曲はですね、1年ぶりにミュージカルに復帰してこれから第2の人生が始まったような状態でこの曲を歌えるというのが、本当に歌詞と今の私自身がすごくリンクしているので、どんな風に歌うのかなって自分自身もすごく楽しみにしています。」

宮澤エマ「昨日の歌稽古で凄く印象に残ったのが♪『事件、事件』という歌が、その曲の中で人々がどんどんテンポ良く殺められていくのでそれは印象に残ったんですけども、個人的に好きな歌となりますと、ジキルと一緒に歌います♪『ありのままの』っていう曲です。私が今まで演じてきたミュージカルの中では、いわゆるラブソングという感じのデュエットを歌ったことがなかったので、自分にとってもすごくチャレンジですし、演出の山田さんから『唯一のラブシーンだから、ロマンチックにやってください』と言われまして、そこがまだ私が照れちゃって、石丸さんの目を見てこの曲を歌うのかと思うとドキドキしちゃうんで、歌いこなせるように頑張りたいと思っています。」
田代万里生「同じく♪『事件、事件』のシーンは歌稽古をやっていると、約10分のナンバーになりますがその中でハイドがどんどん殺人をおかしていくシーンは客席で見ていても、本当にこれはワイルドホーンさんの最高傑作なんじゃないかなと思うくらい、畳み掛けてくるパワフルな歌で大好きです。そしてお芝居では、ジキルとハイドが唯一、アターソンだけにその二人は同一人物なんだという秘密を打ち明けるんですが、そこでアターソンが、どう心情が変わっていくか、そしてその後のジキルとアターソンがこの秘密を共有している時間を大切にしたいなと思っておりますので、大好きなシーンです。」

畠中洋「僕は先程披露させて頂いた♪『嘘の仮面』が大好きですね。前奏を聴いただけで、1段テンションが上がるという。袖に出て行って歌って、その後は理事会のシーンがあるんですけれど、そこに行くまでに暗転になって、僕にポッとスポットが当たって、台詞をしゃべりだす。あの瞬間がたまらなく好きです!(会場笑)」

花王おさむ「全部好きです!(会場拍手)」

福井貴一「初参加で、まだ立ち稽古をしたことがないのですが、練習回数の多い、先程歌った♪『嘘の仮面』はエエ歌ですね。内容的にも。ただ全曲まだみんなの歌を聞いたことが無いんですよ。歌詞の内容からいうと、♪『知りたい』でしょうか。まだ、聞いたことないんですけどね、あれは歌詞だけ見るとすごい歌ですよ。正気か狂気かっていうのを善と悪に展開させていく、それはやっぱり西洋人の考え方というか、『そこにはなんで狂気に憑りつかれたのか、それは悪魔が忍び込んだんや、だから悪や』と。だから善と悪で対称にしているという、これは素晴らしい歌詞だなと。(石丸「このあと歌うから聞いてください」)えっ、この後、歌うの?結構良いフリになったな~(会場笑)そういう感じの歌です!(石丸「ありがとうございました(笑)」)
山田和也「僕は昔からこういう質問はされるので、いつも答えているのが♪『苦悩2』という曲です。2幕の後半のジキルの歌で、もう一回やり直す、あきらめないんだという決意を表す歌でして、格好良い歌だなと思っていて、好きです。」

質疑応答に引き続き、歌唱披露コーナーに移ります。
歌唱披露②「あんなひとが」(歌:笹本玲奈)



歌唱披露③「知りたい」(歌:石丸幹二)

囲み取材
Q:石丸さんは今回でいよいよ3度目の『ジキル&ハイド』となりますが、この製作発表会見の場を経て、改めてどのようなお気持ちかお聞かせください。

石丸幹二「気持ちとしては同じなんですが一緒に出演する皆さんの生の声を聞くことによって、自分も大きく変化しているのが現状ですね、楽しみです。お客様の期待が大きいのが嬉しいですし、こうやってお二人(笹本・宮澤)とどんな関係性が作れるのかも、とてもワクワクしながら稽古に臨めそうだなと思っております。

Q:笹本さんも今回3度目で過去2回のエマ役とは全く違う、ルーシー役になりますけども、改めてご自分の扮装なども鑑みていかがでしょうか。

笹本玲奈「形から入っていくタイプなので、私はルーシーなんだという実感がやっと湧きました。先程も言ったように、(宮澤)エマちゃんのエマが本当にエマで。日頃、報道番組とかでコメンテーターなどで出演しているのを拝見していたので、賢そうなところ、知的なところっていうのはエマ役には絶対必要なところなので、それはもう私には無いエマだったな、素敵だなと思って見ていました。もう私のことはすっかり忘れました。忘れてください、私のエマは(笑)。」

Q:今までは笹本さんがエマとして共演されていたわけですが、ルーシー姿の笹本さんをご覧になっていかがですか?

石丸幹二「いや~、キレイですよ。玲奈さんは何を着ても似合う人なんですけれど、ひときわ赤と黒がお似合いでございます。」
笹本玲奈「今まで私は子供っぽい、若い役を演じることが多かったので、こういう格好自体が初めてなので、ドキドキです」
石丸幹二「毎日見れるかと思うと嬉しいです(笑)」

Q:笹本さんはご出産されて母になって気持ちとしての変化はありますか。

笹本玲奈「ルーシーは母親の役ではないですけれども、ひとつ何か大きなことを乗り越えて、人間としても女優としても、もっとステップアップしていける時期なのかなって期待はしています。」

Q:宮澤さん、今回初めて『ジキル&ハイド』に出演されますが、エマの衣裳を着ての改めてのお気持ちをお聞かせください。

宮澤エマ「こんなきれいな衣裳を着せていただくのが初めてなので、もう『ベルばら』みたい!って大興奮してしまいました(笑)。ひとつ前にやっていた役が一番不細工な女の子をパーティーに連れてくる、その不細工な女の子役だったので、その役をやっている期間にこの衣裳の衣裳合わせをしたときは、もう嬉しいやら複雑な気持ちで・・・役者冥利に尽きるといいますか、180度違う役をやらせていただけて、本当にまたチャレンジしがいがあるなと思うのですが、ジキルさんの前妻(笹本)がいらっしゃるので・・・(笑)。だって素敵なんですもん、着こなしている姿も沢山見てます。この今の自分の姿を深く深く胸に刻んで、これだけキレイな感じで稽古場にはいないので、これを忘れないでくださいね、石丸さん。これがベストな状態です。(石丸「稽古場でもキレイですよ」)大丈夫です、フォローはいいんですけど(会場笑)、これを自信に持って、エマという役、ある意味凄く完璧というか深い愛を持っている人間で、そういう人ってなかなか現実社会で会うことって少ないと思うので、それに挑むべく、頑張っていきたいなと思っています。」

Q:一言ずつ見所をお教えください。

石丸幹二「『ジキル&ハイド』は皆さんもご存じの名作ですけれども、それがミュージカルになるとこんな風に面白く、そして見応えのあるものになるんだというところが見所だと思います。そしてメンバーが新たに変わったところでフレッシュな面をお見せできると思いますので、是非そちらを楽しんでください。」

笹本玲奈「見所というのが難しくて、本当にこの作品はどのシーンを見ても無駄なシーンがひとつもないんですよね。脚本の完成度もそうですし、音楽の完成度も本当に素晴らしいというミュージカルですので、最初から最後まで本当に目が離せない作品だと思います。私は今回ルーシーとして露出が多かったりもするので、皆さんが見るに耐えられるようなボディに整えてから舞台に立ちたいと思います。(笑)」

宮澤エマ「今回初めて参加させていただくということで、皆さんほどすべてを分かってはいないのですが、台本を読んで、昨日は歌合せをした段階で、《この作品ってどこを見ても誰をとっても魅力的なんだな》と思いました。目まぐるしくシーン展開がされていく中で、誰ひとりに感情移入しなくても面白いですし、誰かひとりに感情移入してそのまま見ていっても面白いという、すごい作品だなと改めて思いました。そして人の善と悪というテーマというのは人間として一生のテーマといいますか、時代を経ても変わらないテーマだと思うんですが、その中であえて明確な答えを出さないところがこの作品の魅力のひとつなのかなと。見る人によって、何が善で何が悪か、どこがグレーで、黒・白なのか、色んな考え方があるというのが、この作品のすごいところなのかなと、たった1回歌合わせをしただけで心動かされたので、劇場で見て頂く方にはたくさん見所があるんじゃないかなと思っております。」


締めのご挨拶

石丸幹二「3月3日(土)に東京国際フォーラムにて初日を迎えまして、名古屋・大阪へと走って参ります。今までにない『ジキル&ハイド』をお見せできるように、私たちも稽古に励んで参りますし、皆様もどうぞご期待なさってください。そして色々な方に、『いよいよ始まるよ』というような話をしてくだされば嬉しく思います。では初日まで私たちとはしばらく会えませんけど、その時はまたどうぞ宜しくお願いします。本日はどうもありがとうございました!」

ミュージカル『ジキル&ハイド』は3月3日、東京国際フォーラムにて開幕です!

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