講師メッセージ
山口e也(専務理事/歌唱担当)
私はこれまで多くのオーディションに参加する度に非常に残念な思いをしてきた。それは、あと少しだけ経験や技術が足りなかった為に力不足を感じた人達が大勢いたという事だ。
そしてそのような人達のほとんどは、学ぶべき手段、場所、あるいはチャンスを見つけられない人達のような気がしてならない。
つまり、自分の才能を発見出来ずに迷っている人達である。
それならばその方法と場所を提供しようというミュージカルアカデミーのあり方の主旨と合致するはずである。
そして東宝の持つ舞台作品を、稽古場により近い環境で訓練を積む事は、我々の考える現場に直結する人達の育成という目標には、より近くかつ合理的だと思われる、何故なら我々も無駄を省き素早い訓練を目指しているからなのだ。
カリキュラムの内容も現場で実際に使用している譜面を用意し、その作品に関わるスタッフが直接指導していく事を原則としていきたい、何故ならその作品にはその作品の持ち味があるのである、遠回りをする必要はない。
その作品に必要なテクニックを身に付けてもらう事こそ最短距離だと考える。
「ミス・サイゴン」のキム、クリス、トゥイ、「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ、コゼット、マリウス、アンジョルラス等がそれにあたるだろう。
しかし、更にあらゆるジャンルに対応する声とセンスを身に付ける事を忘れてはいけないというのも現実だ、何故なら多種多様な発想に対応していける人こそ、今求められているのだから!
舞台に出るチャンスをつかみたいという若い才能に出会える事を願っている。
By BILLY
船橋研二(歌唱担当)
長年ミュージカルの舞台に出演させていただき、又歌唱指導という役目をさせていただいておりますが、この世界のすべてが本当に大好きな人間の一人です。そんな私が講師として席を置かせていただくわけですが、私としましては、ミュージカルアカデミーを受講されることによって、将来ミュージカルの世界で活躍されるであろう、すばらしい人材が育つことを期待し、全力をあげて講師という役目を務めさせていただきたいと思っております。どんな方々が受講されるのか私自身大変楽しみです。
増田 邦彦(チーフエグゼクティヴ/演技担当)
昭和38年、日本で初めて東宝が「マイフェアレディー」という洋物の名作ミュージカルを上演してから、早くも約40年が過ぎました。
私たちは、当アカデミーを受講される皆さんと共に新しい未来に向け、より良い環境のもと実践的な訓練を経て、ミュージカル公演の中心となれる人材を育てたいと考えています。
当たり前のことですが、才能やチャンスは自分自身で掴み取るものです。私たちは皆さんの才能が開花できるよう、バックアップに努めたいと思います。撒いた種が芽吹き、新芽はやがて大きな大樹へと育っていって欲しいものです。
僅か一年の教育期間です。授業は決して、楽しいばかりではありません。辛く苦しいことも数多あるでしょう。そんな時に、メンタル面でも皆さんのよき相談相手となれるよう、私たちは心がけます。
小林 裕(演技担当)
このページを開いてくださった皆さんへ
「よくある俳優学校がもうひとつ増えるのか・・・」、あまり心が動かないままに東宝の方々とお会いしました。そこで語られたのは、俳優・あるいは俳優を目ざす方達への深い愛情と新しい才能を発掘する熱意、そして、ミュージカルと演劇の未来への明確な設計図でした。「これはやるに足る!」私の心は一変して意欲を共有し、他の実践経験豊富な講師の皆さんの列に加わりました。
さて、何処まで行けば宇宙の果てか?に似て、表現というとりとめのないモノをどう捕らえるか?始めるに当たって私が言えるのは「50%は具体的に確実に捕らえるようになる」、ということです。幸い、多くの時間が演劇レッスンにも割かれています。次のように始めるつもりですー
(1)個々の資質とレベル(内面も含む)を多角的に見守る
(2)表現とは何か?そのために何を、どうすべきなのか?
(3)脚本の役柄をどう捕らえるか?
(4)歌→芝居→歌(逆も、ダンスも)の関わりを、どう歌うべきか?
(5)俳優個々の固有の魅力と欠点を本人に明確に提示しつつ目標に向かわせる
(6)表現の多様さ、豊かさとその責任
等々
これらを実践的なレッスンを通じて丁寧に(しつこく!?)やってゆきます。皆さんと肩を並べて始められる日が来ることを。早くお会いしたい。
辻元早苗(演技担当【身体表現】)
未来のミュージカル俳優、舞台俳優を目指す皆さんへ
私はこのミュージカルアカデミーで「身体表現」の分野を担当します。「身体表現」つまり、身体による動きの表現は、私たち人間が生まれた時から行っている無意識的動作や癖、意識的な日常動作などとても身近なものから、舞踊やパントマイム、演劇などの目的を持った意識的な演技表現まで非常に広い範囲のものです。人間同士の最大のコミュニケーションの手段は「言語表現」と言えますが、最も根源的で、直接的に人に何かを感じさせたり、伝えたりするものは「身体表現」と言えます。演劇や舞踊などの舞台芸術の世界では特に、この身体表現は重要です。具象的なものから抽象的なものまで、演技者の表現で、微妙なニュアンスや心理状態が観客に伝わるのです。様々な表現の可能性に耐え得るように、私たち演技者は道具としての身体を常に磨かなければなりません。自らの身体を知覚し、動きは何を伝えることができるのか、身体で何を語れるのかを探っていきたいと思います。そして、身体表現を通して、表面的でない、内面の自己を探り出していきたいと思います。
山田和也(演技担当)
これからミュージカル俳優を目指すあなたへ
「ミュージカルが誰よりも好き」と言うだけではミュージカル俳優は務まらない。ではミュージカルの世界でやって行くために必要なことは何か?答えはただひとつ、スキル・アップのための訓練を続けること。それしかない。
ミュージカルの世界への扉は誰にだって開かれている。しかしその扉の奥は余りにも広く、そして深い。その混沌の中を自分の足で歩いていく決意があなたには出来ているか。出来ているなら迷うことは無い。
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