東宝ミュージカルアカデミー 稽古場レポート Vol.46
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レ・ミゼラブル卒業公演を終えて
担当;青山、金子(ひ)、鹿又、若井

若井:

ついにレミもおわっちゃったね

青山: 入学した時から目標にしてきたレミだけど、皆はどうだった?
金子: 11月頃に配役が発表されて、立ち稽古になるとやる事が一気に増えて大変だったよね!


鹿又: 私は歌稽古の時に先生方に言われていた注意点がいざ立ってみると、意識出来なくなったりして、歌いながら芝居することの難しさを痛感したなぁ
若井: 演出家の増田先生はいつも新鮮な気持ちで芝居をする事を大切にいていらっしゃったよね



青山: 初めは新鮮な気持ちで演じていた動きでも、毎日稽古をするうちにそれが振り付けの様になってしまって、そうすると肝心な「心」を動かすことが出来なくなるもんね
鹿又: そうそう!役者にとって「心」を動かすことが一番大切だよね。


青山: 皆それぞれ役を精一杯生きたわけだけど、演じるに当たってどうだった?
若井: 男役を演じたひろみとひとみは何が印象的だった?
金子: 私は学生の一人、プルヴェールを演じたんだけど、ABCの学生達は、毎日お昼休みに「学生会議」をして、それぞれのキャラクターについて話し合いをしたよ。みんなでABCカフェのシーンやバリケードシーンを考えて膨らましていった。
あと私は赤い大旗を振るのに苦労したよ。筋肉痛になった(笑)
鹿又: 確かにあの大きな旗を扱うのはすごく大変そうだった!
私は強盗団のブリジョンを演じたんだけど、「ボクサー上がりの怪力男」っていうキャラクターだったから、いかに力強く見せるか、例えばベガーズの歩き方一つにしても悩んだなぁ。。でも男役を演じるなんてなかなかないから最後のほうは楽しんでやっていたけどね(笑)



金子: 二人はコゼット役のダブルキャストだったけど、どうだった?
若井: 増田さんは、とにかく同じコゼットにはしたくないとしきりにおっしゃっていたなぁ
青山: うんうん。同じシーンでも二人の動きは全然違ってたよね。特に「プリュメ街」のシーンは「自由に動いていい」っておっしゃっていたから、それが逆にすごく難しかったんだけどとても勉強になったって思う。
金子: たしかに二人のコゼットは同じ役でも全然イメージが違ったものに仕上がっていたよね!


青山: 私は上條恒さんに『私生活でもコゼットらしく生活するように』とアドバイスをしていただいて、普段から『こんなときコゼットはどう動くんだろう』って意識してたなぁ。コゼットはお父さんに厳しくしつけられていたから歩き方ひとつにしても「おしとやかに!」って常に気をつけてた。でも恋をした時の胸の高鳴りや、自分は何者なのかを問う気持ち、死に際のお父さんを目の前にした時の悲しみ、色んな感情の部分は激しく表現したかったからコゼットの中の「静と動」の調節がすごく難しかったよ。


若井: コゼットは最後のエピローグで、恒さん演じるバルジャン役のお父さんを目の前で亡くしてしまうというつらいシーンがあったから、その悲しみをよりリアルに演じられるように普段から恒さんとはコミュニケーションをとり、本物の親子のように親しくしていただいていたよ。だから、本番ではお父さんの死が悲しすぎて終演後も涙が止まらなかったの。
鹿又: 皆役作りには結構苦労したね。でも一番大変だったのは、小屋入りしてからだったな。スタッフさん達にいろいろと協力して頂き、サポートしていただいたから素敵な舞台ができたんだ思う。私たちの公演にこんなに多くの方々が、真剣に取り組んで下さっていたことに感動しちゃった
若井: 出演者以外で、一つの作品にこんなにも大勢の方が携わっているのを知って、驚いたと同時に、益々お客様の前で舞台に立つ事の責任を感じたよ
青山: 私も舞台は一人で作れるものじゃないから素敵なんだって改めて思った!
作品に関わる全ての人の気持ちが一つになるからこそ、人の心を動かすことが出来るんだなぁって。




金子: 皆、レミから本当に沢山のことを学んだね。
これからも卒業公演で感じた事を大切に真剣に舞台と向き合っていけたらなぁと思う
若井: うんうん!
これからも同期37人。良きライバルとしてお互い頑張っていこうね!
鹿又: 一年間支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
青山: 今後とも東宝ミュージカルアカデミー四期生をよろしくお願いします!
   

END



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