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会見の様子を動画でご覧いただけます。

登壇者挨拶編

大劇場版によせて
(演出:山田和也)

歌披露(ダイジェスト)
&山口祐一郎による挨拶



先日1月25日、丸の内・東京會館『ロイヤルルーム』にて、シアタークリエでの初演から2年を経て、ついに大劇場ヴァージョンとして生まれ変わるミュージカル『レベッカ』の製作発表が執り行われました。

当日は報道関係者に加えて、東宝公式ホームページ上にてご応募いただいた一般のオーディエンス250名様をご招待しての会見でした。


山田和也さん(演出):
また「レベッカ」と仕事ができることを嬉しく思います。
もともとミステリが大好きで、中学生のころアガサ・クリスティをむさぼり読んでいました。
モーリアの小説はとてもよくできていて、ヒッチコックの映画も背筋がゾッとしたのを覚えています。
ウィーン版舞台も自分でやることを忘れてゾクゾクしながら観ました。
今はすごくワクワクしています。

山口祐一郎さん(マキシム役):
いま司会の方に「上流紳士」と紹介されてプレッシャーを感じております (笑)。
(大塚さんを見て)チャーミングで美しい共演者と、(シルビアさん・涼風さんを見て)ちょっと怖い……ではなく(笑)美しさの中に何かを秘めた女性とご一緒できるかと思うと、今からワクワクします。

大塚ちひろさん(「わたし」役):
初演でも同じ役を演じました。
「わたし」はマキシムに愛されることによって自信をもっていくのですが、私自身も演じていく中で勇気と元気を得ました。
今回ももっともっと強くなりたいと思います。

シルビア・グラブさん(ダンヴァース夫人役/Wキャスト):
2年前の公演にあたって、中学校1年生のときに授業で映画を観たのを思い出しました。
そのときダンヴァースがすごく怖かったのを覚えています。
そんな役を、まさか自分がやることになるとは(笑)
でもやってみたら案外と腑に落ちて。
大塚さんが強くなるなら、ダンヴァースも強くなりたいと思います(笑)

涼風真世さん(ダンヴァース夫人役/Wキャスト):
クリエの公演を2回も観ました。
ダンヴァースを演じられることを幸せに思います。
私なりにダンヴァースを演じられたらと思っています。
共演者のみなさま、よろしくお助け下さい。

──舞台装置やオーケストラ、楽曲など、今回の帝劇公演のすごさをお教え下さい。
山田和也さん:
ウィーンの劇場はすごく大きいんです。
なので前回はコンパクトなクリエの舞台をどう活かすか、という意識でやっていました。
演劇的な工夫というか、お客様の想像力をかきたてる演出ですね。
今回は大舞台ということで、モンテカルロはモンテカルロに見えるセット、屋敷は屋敷に見えるセットといった風に、わかりやすくなると思います。
全体的なスケール感や、この廊下がどこまで続いているかわからないといった恐ろしさが出せるのではないでしょうか。
前回はリーヴァイさんと相談してオーケストラピットの編成をクリエに合わせました。
音楽の全体的なニュアンスは変わりませんが、編成が変わることでゴージャスなところはゴージャスに、繊細なところは繊細になると思います。
前回クリエ版を終えたとき、「わたし」がどうしてマキシムに惹かれたのかというプロセス、と同時にマキシムが「わたし」に心安らぐ理由が、描き切れていないように感じました。
クンツェさんとリーヴァイさんに相談したところ賛同してもらえ、プロポーズする前の段階で歌を一つ増やしたんです。
その歌があることでマキシムに謎があることもわかる、そんな新曲です。
今回で何よりも変わることは、ダンヴァースがタブルになって襲ってくることでしょう。
と言っても一つの舞台に出るわけではありませんよ(笑)
Wキャストということで余力たっぷりに出てくるダンヴァースは、さぞや恐ろしいかと思います。

──ご自身の役を客観的に見てどう感じますか?
山口祐一郎さん:
家族があるのに「家族がない」と言ったり、「愛している」と言いながら一度も名前を呼ばなかったり……(笑)
そんな自分とはまったく違う役を、葛藤しながら演じていきたいです。

大塚ちひろさん:
ダンヴァースにいじめられて、かわいそう、怖いだろうなと思います。
似ているのは「私なんか……」という少しネガティブなところでしょうか。
前回の公演では私自身も自信をもらえて強くなれました。
初演時の発見を思い出しつつ、新鮮さも出していけたらと思います。

シルビア・グラブさん:
自分とは真逆の性格だと思っています。
主人がどう思っているかはわかりませんが(笑)
私の場合、嫌いな人は放っておく性質ですね。
レベッカを愛し、「わたし」をいじめ抜いていきたいです!

涼風真世さん:
ダンヴァースをいかに自分に近づけるか、どうやってダンヴァースになるかが重要だと思います。
「涼風真世にこういう役をぶつけたらどうなるだろう?」と思っていただけるのは光栄ですね。

──帝劇版の魅力、役者さんの新しい魅力についてお聞かせ下さい。
山田和也さん:
マキシムという役は甘い部分、ロマンティックな部分が出ると思います。
エレガントなところを見てドキドキし……と言っても変な意味ではありませんよ(笑)
そういう人が豹変する怖さを稽古場で感じましたね。
大塚さんは十代半ばのころから知っていて、俳優としてプロフェッショナルになるプロセスを見てきました。
今回も相当変化するのではないでしょうか。
シルビアさんはバイタリティやエネルギーがすごくあって、初演のときは「この人でいいのか?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
けれど問題はそのエネルギーをどう活かすかということで、苦労して表情を殺しているシルビアさんを見たときは感動しましたね。
涼風さんは宝塚在団中に舞台監督をやったときからの長い付き合いですが、例えば向田邦子さんの芝居をやったときはしがない女性を、『ミー&マイガール』をやったときは堅物の老婦人を完璧に演じてらっしゃって。
つまり化ける面白さがあって、それは『パイレート・クィーン』のときもビックリしました。
だから本当は怖い人なんだと思います(笑)
シルビアさんの怖さとは違う怖さにヒヤヒヤしています。
屋敷が燃えるシーンはウィーン版のようにはいきませんが、初演のようにライトをチカチカさせるだけでは済ませませんよ(笑)

会見は以上で終了。その後デモンストレーションとして、劇中の楽曲が特別に披露されました。
ここからはアンサンブルキャストの皆さん(松澤重雄さん、武内耕さん、さけもとあきらさん、横沢健司さん、齊藤裕加さん、俵和也さん、杉山有大さん、田中秀哉さん、河合篤子さん、鈴木結加里さん、水谷祐紀さん、碓氷マキさん、中村友里子さん、南海まりさん、石田佳名子さん)もご登壇され、迫力ある歌声を響かせました。


『夢に見るマンダレイ』を歌う
大塚ちひろさんとアンサンブルの皆さん

『何者にも負けない』を歌う涼風真世さん

『レベッカ』を歌う
シルビア・グラブさんとアンサンブルの皆さん

最後にカンパニーを代表して山口祐一郎さんよりいただきました「皆さんにご覧いただけるまであとわずかです」というご挨拶の通り、三大都市連続公演『レベッカ』は名古屋・中日劇場(3月5日〜3月31日)よりスタート。その後東京・帝国劇場(4月7日〜5月24日)、大阪・梅田芸術劇場メインホール(5月30日〜6月13日)と続きます。新たな『レベッカ』を、どうぞお見逃しなく!!



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