2015年8月11日(火)、都内の会場にて2015年公演のキャストが集まり、報道関係者とオーディエンス約100名が見守るなか、製作発表記者会見が行われました。
会場の教会に備え付けられた荘厳なオルガンによるプロローグ曲の演奏に乗って、衣裳に扮装したキャスト6名と、演出の山田和也が登壇。一気に作品の世界へ引き込む登場となりました。



~ご挨拶~

山田和也(演出)
「出演者じゃないので、意気込みはありません(笑)。見どころは、伯爵様の衣裳がおニューになりました。以上です(笑)。」


山口祐一郎
(クロロック伯爵役)
「昼間は何もできないヴァンパイアなのですが、わざわざ教会でこうやって皆さんとお会いできるかと思うと本当に嬉しくて、しかもニンニクがいっぱいぶら下がってるんで、とても僕にとって過ごしやすい良い場所かな(笑)、と思っております。」


神田沙也加
(サラ役・Wキャスト)
「大好きな作品で、初演からずっと拝見してきました。サラ役を演じることが自分の中で目標でしたので、今日こうしてこの場にいることができてすごく嬉しく思っております。一生懸命頑張ります!」


舞羽美海
(サラ役・Wキャスト)
「私も今この瞬間、ここにいられることが本当に幸せで、とにかくお客様に楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!」


平方元基
(アルフレート役・Wキャスト)
「4年前に『ロミオ&ジュリエット』初めてミュージカルに出させて頂いて良知先輩も一緒だったんですけど、その舞台に浦井健治さんと山崎育三郎君もいて、その2人を観たいと思って『ダンス オブ ヴァンパイア』大阪公演を拝見しに行ったんですね。その時には全然自分がそのあとミュージカルをやるとは思ってなかったですし、全然責任感なくお腹を抱えてずいぶん笑わせて頂いたと思っていたら、縁があってこの作品に巡り合うことが出来ましたので、今度はやる責任を感じながら、一生懸命楽しんでやっていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願い致します!」


良知真次
(アルフレート役・Wキャスト)
「『ダンス オブ ヴァンパイア』には初参加なんですけど、泉見洋平さんや浦井健治君や山崎育三郎君が作り上げてきた役を僕が今回やらせて頂けるということで、本当にすごく幸せです。そして、帝国劇場も僕にとってはものすごく思い入れのある劇場です。皆さんの足を引っ張らないように、一生懸命頑張りたいと思います。」


石川 禅
(アブロンシウス教授)
「私も、初演の市村正親さんのアブロンシウスを観て、なんて面白い作品だろうと思いつつ、まさか自分がその次にこの役を引き継ぐことになるとは思いもせずに観ておりまして、まあ私の初演は本当に自律神経がおかしくなるほどの緊張感の中で初日が開きました。温かいお客様の拍手でどうにかこうにか最後までいけたという思い出があります。まさかその役を、こうやってまた再演でやらせて頂けるとは思っておりませんでした。とても大切な役であり、私が頂いた役の中で史上一番強い役でもあります、精神的に(笑)。とても楽しみです。どうぞ皆様、応援してください。」


~マスコミとの質疑応答~

Q.山口さん、石川さん、山田さんにお伺いします。この作品、初演の千穐楽で当日券に1,200人もの方が並んだとのことで、とても面白く素敵な作品ですが、皆さんに愛されている理由はどこにあると感じていらっしゃいますでしょうか。
山口祐一郎 「初演の時に、山田さんと「どうしたんだろうね」とびっくりしていたんですけど、プレイヤーもスタッフもそういうことになっていることを知らずに、一生懸命やっていた結果というか、そういうことだったのかなと。だから今回もそういうことを考えずに、楽しい素敵な作品が出来れば、みんなで頑張っていければいいなと思います。」
石川 禅

「私は乗っからせて頂いただけなので(笑)。初演の時に、どんどんチケットが売れるようになって最後は大変な騒ぎになったというのを伺っています。おそらくキャストの方たちのお力で、ここまで盛り上がる作品が出来たのだと思いますので、私はそれを壊さないように受け継いでいくだけでございます!」

山田和也

「理由はよく分からないんですよね。リー君ブログがすごく面白かったということじゃないかな、とは思いますけども(笑)。」

山口祐一郎 「そうですねー(笑)。」


Q.今回新たに参加される神田さん、舞羽さん、平方さん、良知さんにお伺いします。皆さんの意気込みは先ほどのご挨拶から伝わってきたんですが、改めてこの作品への出演が決まった瞬間の感想を教えて頂ければと思います。
神田沙也加 「私はずっとこのサラ役をやりたくて仕方がなかったので、本当に喜びました!私は車内で聞いたんですけど、後部座席で足をバタバタさせながら、「ヤッター!ヤッター!」という風に驚いておりました。」
舞羽美海 「本当に嬉しくて、飛び上がる想いがあったのと、その反面、その瞬間に山口さんなど本当に素晴らしい方々とご一緒するという、頑張らなければという、身の引き締まる想いでいっぱいにもなりました。両方の気持ちが一気に来ました。」
平方元基 「大阪に観に行った時に、浦井健治さんにも山崎育三郎君にも「元基は絶対にこの役似合うと思うんだよね」と言われて、その理由もちょっと分かりそうで分からないフリをしていたんですけど(笑)、決まった時は「ついに来たか」って感じで。山田さんも「君にはピッタリだ!」と言ってくださったので、それを越えられるように一生懸命頑張りたいなと、一番最初に思いましたね。嬉しかったです、とにかく。
(―神田さん・舞羽さんのような大きなアクションはあったんですか?)
「キャー!」という感じではなかったですが、軽いガッツポーズはありましたね。」
良知真次 「今、元基君の話を聞いて「あれ?」と思ったんですけど、僕も浦井健治君に会った時に「良知君ピッタリだよ!」って言われて。それを聞いて僕はすごく嬉しくてガッツポーズしたんですけど、みんなに言ってるんだなってことが今分かったという(笑)。オーディションを受けて今回こういうチャンスを頂いたんですけど、本当に嬉しかったですね。飛び上がるような気持ちで嬉しかったです。」


Q.先ほどの山田さんのお話で、山口さんの衣裳が新しくなったということですが、そこが変わると気分も変わるものなのでしょうか?

また山田さんには、演出や装置なども変わるのかなという期待を持ってしまうのですが、そのあたりも教えて頂ければと思います。
山口祐一郎 「こういう格好をしてこのまま車に乗って帰ったら、近所の交番のお巡りさんに何言われるかなって思うんですけど(笑)、だんだんアデランスさんのかつらも馴染んできて、普段もこういう頭で行こうかなと思うぐらい、ちょっと不思議な、乗り移ってくるっていうんでしょうかね。衣裳・かつらにずいぶん助けられながら、どんな風になるのか自分で楽しみにしています。」
(―気分は変わられるものですか?)
「変わりますよ。やってみましょうか、みなさん(笑)。是非、僕のところに後でいらしてください。一緒にかぶってヴァンパイアごっこしましょう(笑)。」
山田和也 「今年、『エリザベート』が大きく変わって話題になっていますから、我々も大きく変えようかと思ったんですけど、ちょっとアイディアが無かったので(笑)。まぁ、ほんのちょっと衣裳がリニューアルされます。ただ、前回、前々回、前々々回をご覧になって、また観たいなと思っていらっしゃる方は「え、変わっちゃうの?」という思いもおありな感じがするので、ほんのちょっとは変わるんですけど大きくは変わらないです。ご期待ください。」


Q.神田さんと舞羽さんにお伺いします。ヴァンパイアであるクロロック伯爵の誘惑に魅かれるという設定ですが、クロロック伯爵役の山口さんの魅力と印象についてお伺いできたらと思います。
神田沙也加 「私は2009年・2011年の『レ・ミゼラブル』でご一緒させて頂いたんですが、お会いしただけで圧倒されるようなオーラと、実際に客席から何度も観てきた大先輩なのでそういう緊張感はあったんですけど、ご一緒させて頂くにつれて、すごく面白い一面もあったりとか(笑)、すごくお優しい先輩なので、またこうしてお会い出来たり、デュエットできたりすることを楽しみにしてきました。それと同時に、成長しなきゃといけないと、自分に対してグッと気が引き締まる部分もありましたし、そこはしっかりと地に足をつけて、やらせて頂きたいなと思います。山口さんの演じられるクロロック伯爵の誘惑には、私自身だったら勝てないかなって思うぐらい本当に素敵な伯爵様なので、頑張って気を確かに、しっかりと持っていきたいと思います。」
舞羽美海 「私はもうずっと客席から山口さんを観てきて、チラシ撮影の時に初めてご挨拶させて頂いて、包容力と言うか、包み込むような優しさをすごく感じて、思いっきり飛び込んでいきたいなと、純粋にサラとして伯爵についていきたいと思いました。あと、お茶目な部分があったことに驚きがあったので、そこをもっともっと見てみたいなと思います。」
山口祐一郎 「山田さん、そこだけちょっと演出変えて、そういう場面を・・・」
山田和也

「お茶目なシーン?(笑)」

―美女2人からの高評価を受けて、山口さんどうですか?
山口祐一郎 「今日まで生きてきて良かったなと思います(笑)。どうもありがとうございました。」




~オーディエンスからの質問~

Q.これだけは譲れない、皆様自身の欲望があれば教えてください。
山田和也 「極めて欲の少ない人間なので、なんでも譲りますよ。譲って済むんだったら、譲ります。 (強いて挙げるとすれば)プリンは譲れないですね。」
山口祐一郎 「近くに卵焼き屋さんがあるんですけど、僕はそこのお店の味が大好きで、卵焼きはやっぱり塩味じゃなくて、甘い卵焼きが良いなって。それだけはちょっと譲れない(笑)。」
神田沙也加 「私は睡眠欲かな、と思いますね。夜になるとだんだんと目がショボショボとしてきまして、1日動いた日なんかは、お風呂に入って髪の毛を乾かしながらうつらうつらしてきてしまって、すぐ寝てしまうので。」
舞羽美海 「私はここぞっていう時、お仕事で気合い入れたりとか、気持ちが高まる時に1人焼肉を絶対食べたくなります。これは自分への「頑張るぞ」っていうエネルギー注入なので、行っちゃいます。」
平方元基 「旅行とかドライブとか、遠出するのがとても好きで、抑えられないですね。車に乗っちゃうと大変なことになります。
(―最近だとどちらに?)
沼津(笑)。遠からず近からずで行ってみたんですけど、良いところでしたよ。砂浜が砂利なので汚れなくて、皆さん是非行ってみてください。」
良知真次 「温泉が好きすぎて、どう言ったら好きさが伝わるかなと思って、今年に入って温泉ソムリエの資格を取りました。大きな仕事が終わったら必ずすぐに温泉地へ行くぐらい、温泉を好きな気持ちは譲れないです。」
石川 禅 「「まるごと緑茶」っていうお茶臼があるんですよ、伝統の。もう実は製造終了になっていて。それで粉にしたお茶で、ティーオーレにするんです。普通のお抹茶をティーオーレにするよりも少し渋みがあって、大人の味がするんです。それに1回にハマりこんでしまって、もうかれこれ4,5か月ずっと毎日水筒にいれて、今日も持ってきています。」


~最後に一言~
山口祐一郎 「2015年11月、本当にみんなで素敵な『ヴァンパイア』をできれば良いなと思います。是非劇場に足をお運びください。お待ちしております。今日はどうもありがとうございました!」



ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は11月3日(火・祝)より帝劇にて開城です!
<<<チケット情報はコチラから>>>
『ダンス オブ ヴァンパイア』オフィシャルホームページ