Ensemble
  • 荒居清香
  • 小倉優佳
  • 趙 京來
  • 德岡 明

  • 中野亮輔
  • 増山航平
  • 宮田佳奈

Introduction

シアタークリエ・帝国劇場・全国の大劇場で例年上演を続けている、音楽朗読劇VOICARIONヴォイサリオンシリーズで原作・脚本・演出を手掛けている藤沢文翁。

物語と音楽が互いを高め合い、観る者の心を揺さぶる、劇作家・藤沢文翁が創り出す作品は、かねてより「歌わないミュージカル」と評されてきました。

そんな藤沢文翁オリジナル作品の一つであり、東宝初の朗読劇として2012年にシアタークリエで上演した『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』を、満を持してミュージカル化!

ミュージカル界をけん引するスターキャストを迎え、東宝が贈る、
本格オリジナルミュージカルです!!

Message

皆さん、こんな噂を聞いたことはありませんか?

街外れの十字路には音楽の悪魔が棲む・・・
その悪魔は才能を与えてくれる・・・
世界中が虜になる音楽の才能を・・・

この度、日比谷シアタークリエにおいて新作ミュージカルを発表できること、心より光栄に思います。

この物語は僕が過ごしたヨーロッパで寝物語に聞いた「十字路の悪魔」の伝承をベースに書き下ろした完全オリジナル作品です。人生は「一本の道」ですが、時に枝分かれすることがあります。右へ進めば良いのか、左へ進めば良いのか分からない。過去へは戻れないし、未来は恐ろしい。そんな時、人は立ち止まってしまう。そこが「十字路」なのだと僕は思います。その十字路には悪魔が現れ優しく囁きかけるのです。「願いを叶えてやろう」と・・・それは決して聴いてはいけない悪魔の囁きです。  この物語では、一人の青年が街外れの十字路で音楽の悪魔アムドゥスキアスと出会います。

青年は悪魔と「血の契約」を結ぶ。
のちに世界は彼をこう呼ぶことになる。

「悪魔のヴァイオリニスト ニコロ・パガニーニ」

19世紀のヨーロッパを舞台に、実在したヴァイオリニスト、パガニーニをモチーフにしたこの物語。2012年から長いお付き合いとなっております東宝さんに最初に書き下ろした物語でした。多くの劇場が立ち並び、音楽に溢れたこの日比谷にあるシアタークリエに相応しい作品はこれしかないと思いましたし、お陰様で大盛況のもとに幕をおろし、ファンの皆様から何度も再演を求めるお言葉を頂き、僕と東宝さん、そしてシアタークリエを結ぶ代表作となりました。ですから「CROSS ROADをミュージカルにしませんか?」と東宝さんからオファーを受けた時、僕も「血の契約」を結ぶ決心をしたというわけです。こんな仕事をしていると不思議な追い風があるもので、上手くゆく時は、何か説明のつかない幸運に恵まれるものです。作曲は盟友である村中俊之。そして長年共に歩み、気心の知れたスタッフたちと、心強いミュージカル創作のプロフェッショナルなスタッフたち。そこへ、最高のキャストが勢揃いしました。こんなにも素晴らしいチームが偶然とはいえ集結してしまったこと、やはり僕たちは音楽の悪魔と契約してしまったのかもしれません。

19世紀のヨーロッパに突然現れ、誰も見たことがない奏法でヴァイオリンを弾きこなし、庶民から王侯貴族、さらにはリストやシューベルトといった音楽史に名を残す作曲家達までを、その魔性の音楽の虜にしたニコロ・パガニーニと、彼を操る音楽の悪魔アムドゥスキアス。

「悪魔」という名を冠した二人と、それを取り巻く人間たちの苦悩と悲しみ、そして愛が溢れるこの物語を、是非劇場でお楽しみください。この物語は一見するとファンタジーのようでもありますが、私達全員のメタファーでもあります。十字路で、皆様をお待ち申し上げております。

原作・脚本・演出
藤沢文翁

STORY&CHARACTERS

19世紀はまさに音楽に魅了された時代だった。

数多の音楽家が誕生し

人々はその才能を愛で

その美しい調べに酔いしれ

音楽が世界を支配したその時代に

突如として音楽史に登場し

音楽の世界を支配した漆黒のヴァイオリニストがいた

ニコロ・パガニーニ

彼には常にある噂がつきまとった。

悪魔と契約し、魂と引き換えに音楽を手に入れた・・・・と。

街外れの十字路で悪魔アムドゥスキアスと血の契約を結んだ彼は

100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らしてゆく事になる。

19世紀ヨーロッパの華麗なる音楽黄金期を舞台に

音楽を司る悪魔と

悪魔のヴァイリニストと呼ばれた男が奏でるメロディーは

ヨーロッパを

そして世界を熱狂させてゆく・・・

〜悪魔と呼ばれた天才ヴァイオリニスト〜 ニコロ・パガニーニ 相葉裕樹 / 水江建太 (Wキャスト)
1782年イタリアのジェノヴァに生まれる。幼い頃からヴァイオリンの才能を開花させ、「天才」と言われ続けるも、「自分の才能がないことを知るくらい才能があった」パガニーニは、誰よりも自身の才能の限界を突きつけられ育つ。やがて家族や周囲の期待が彼を追い詰め、結果的に街外れの十字路で、音楽の悪魔アムドゥスキアスと血の契約を結んでしまう。それは、「命」と引き換えに天才だけが奏でられる「最高のメロディー」を100万曲演奏できるというものだったが、その先に待つのは死。やがて彼が奏でるメロディーは命の砂時計のように、残り少ない命の残り時間を刻んでゆくのだった。
〜音楽を司る悪魔〜 アムドゥスキアス中川晃教
ソロモン72柱の魔神にして29の軍団が長(おさ)、地獄の公爵。音楽を愛し、音楽を授け、音楽を司る悪魔。軽快な話術と、紳士的な態度で、音楽を求め音楽に苦悩する若き音楽家に忍び寄り、血の契約を提示する。様々な方法で人を堕落させる72柱の魔神たちの中で唯一、魔性の音楽で人間を堕落させる珍しい悪魔。その一挙一動にリズムがあり、一言一句にメロディーが溢れているが、時折隠しきれない魔神の恐ろしさを垣間見せる。音楽で溢れたこの時代において、パガニーニに特に執着しており、彼を自らの最高傑作とすべく、彼と彼に関わる人間たちを翻弄してゆく。
~自由に音楽を愛するジプシーの娘~ アーシャ早川聖来(乃木坂46)
19世紀のヨーロッパにおいて、様々な音楽家に影響を与えた流浪の民の一人である。最初はパガニーニの純粋なファンであり、楽屋や劇場に忍び込んではパガニーニの音楽を盗み聞き、何度となくパガニーニに「劇場猫」と罵倒され、つまみ出されるが、懲りることはない。やがて、パガニーニやその恋人エリザが抱える苦悩に気づくようになり、パガニーニの良き理解者となる。天真爛漫でへこたれず、底抜けに明るい態度は時にパガニーニを苛つかせ、時にパガニーニの支えとなる。天才ではないが、流浪の旅で覚えた様々な楽器や音楽を知っている。
~ナポレオン皇帝の妹~ エリザ・ボナパルト青野紗穂

ナポレオン・ボナパルトの妹。アムドゥスキアスの差し向けたファム・ファタルとして登場する。眉目秀麗で頭の回転も早いが浪費家。また退屈な王宮の生活に飽き飽きしており、常にスリルを求めている。彼女との自堕落な生活の中で、パガニーニは命(音楽)を無駄に削ることになる。

やがてパガニーニを心の底から愛するようになったエリザは、自分の存在がパガニーニを死の淵へ追いやってしまっていることに気付き、「アムドゥスキアスの思い通りにはならない」と断腸の思いでパガニーニを追放する。

~パガニーニのヴァイオリンの師~ コスタ畠中 洋
幼い頃からのパガニーニのヴァイオリンの師。社交的で明るい人物であるが、中身は俗物的なところがある人物で、良くも悪くも現実的。音楽に関して非常に鋭い感性と洞察力を持っており、パガニーニが自らを「天才にはなれない」と言う、彼の限界にも気づいている。悪魔と契約したパガニーニの演奏を聴いて、最初にその異変を察知する人物。
~パガニーニに仕える執事~ アルマンド山寺宏一 / 戸井勝海(Wキャスト)
パガニーニの忠実な執事であり、音楽にはかなり詳しい。 パガニーニからは「パロマ一の頑固者」と言われるほど堅物であり、年齢はパガニーニより年上であるため、執事でありながらパガニーニを時に叱り、時に励まし、影となり、日向となり支えてきた。パガニーニが死んだ今でさえ、無人となった屋敷とパガニーニの残り香を守っている。非常に紳士的な人物であり、ジプシーであるアーシャにも誠実に接し、彼女のことを十字路の悪魔から守ろうとする。「悪魔」と人から遠ざけられた、今は亡きパガニーニの物語をストーリーテリングする役どころである。
~心優しきパガニーニの母~ テレーザ香寿たつき

パガニーニの母親。貧しい生活の中でも力強く家族を守り、ささやかな幸せを大切にしている。息子を貧しい生活からヴァイオリンの腕一つで抜け出させたいと願う一心で、ジェノヴァで最高のヴァイオリン教育を受けさせる。パガニーニの幸せをただただ祈っている母親。パガニーニの「僕を誇りに思う?」という問いかけに「sempre...(いつもよ・・・)」と答えてきた。次第に苦悩しながら演奏するようになる息子を心配している。

パガニーニが「天才」と呼ばれようと「悪魔」と呼ばれようと、いつも変わらず彼を応援し続ける優しい母親であるが、芯の部分はとても気丈であり、彼女のある行動がパガニーニを救うきっかけとなる。

CREATIVE&STAFF

原作・脚本・作詞・演出
藤沢文翁
作曲・音楽監督
村中俊之
音楽スーパーバイザー
塩田明弘
美術
野村真紀(東宝舞台)
照明
久保良明(エヂソンライトハウス)
衣裳
大戸美貴(東宝舞台)
音響
大野美由紀(東京音響研究所)
ヘアメイク
宮内宏明(M’s factory)
振付
楢木和也(梅棒)
歌唱指導
市川祐子
音楽監督助手
大隅一菜
稽古ピアノ
石川花蓮
演出助手
末永陽一
舞台監督
山本圭太(ザ・サムシングエルス)
制作
上村幸穂・加藤葉子
プロデューサー
白石朋子・吉田訓和
製作
東宝株式会社

SCHEDULE&TICKET

20226シアタークリエ

詳細情報は追って掲載いたします

Flyer

フライヤー