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INTRODUCTION&STORY

INTRODUCTION

半世紀を超え今なお世界の映画ファンを魅了し続ける、オードリー・ヘプバーン主演映画「ローマの休日」。

とある国の王女がヨーロッパ歴訪の途中で立ち寄った“永遠の都・ローマ”で手にした、一日だけの自由な時間。そんな王女のプライベートをスクープしようとローマ観光をエスコートする新聞記者との交流、そして、生涯忘れえない恋とのめぐり逢い。

この永遠のラブ・ロマンスは、1998年10月に、アン王女役に大地真央、ジョー・ブラッドレー役に山口祐一郎を迎え、世界で初めてのミュージカル化が実現、2000年3・4月には、帝国劇場で2ヶ月公演が行われました。

ミュージカル『ローマの休日』の大ヒットを皮切りに、『風と共に去りぬ』(2001年初演)、『十二夜』(2003年初演)、『マリー・アントワネット』(2006年初演)、『レディ・ベス』(2014年初演)と、東宝は日本発のオリジナル・ミュージカルを世に送り出してまいりました。日本発オリジナル・ミュージカルの伝説的傑作『ローマの休日』が、新たなキャストを迎えて装いもあらたに生まれ変わります!

STORY

ヨーロッパのとある国の王室の一員であるアン王女は、諸国歴訪の旅に出ていた。連日の公式行事や数々の祝宴、会合への出席と多忙な日々が続いていた。数か国を歴訪し、初夏のローマを訪れた。

その夜も王女歓迎の舞踏会が催されている。ローマっ子達のお祭りは夜を徹して続いていた。心が浮き立つような音楽と人々の歓声。王女とはいえ内実は遊びたい盛りのうら若き女の子。束縛から解き放たれたいという欲求を抑えようもなく、王女は大使館をそっと抜け出た。しかし、この自由な時間も束の間、王女は寝室で医師から処方された薬の効き目のために夜の街頭で眠り込んでしまう。

そこへ通りかかったのが新聞記者のジョー・ブラッドレー。彼はローマ訪問中のアン王女とは知らずに助け起こすが、目覚めない彼女を放っておくこともできず、やむを得ず自分の下宿に連れ帰る。

翌朝出社したジョーは、支局長に見せられた新聞を見て驚く。記事には大きく、自分の部屋で眠る、見知らぬ若い女性の写真が紙面を飾っている。その時初めて彼女がアン王女だと知るのだった。ジョーは「アン王女、おしのびローマ見聞」の超特ダネを支局長に売り込む。親友のカメラマン、アーヴィングを抱き込み、王女の動向を捉える手筈を整える。ジョーの部屋で目覚めたアン王女は一晩泊めて貰った礼を言い、一人で街に繰り出す。王女は生まれて初めて、街を自由にめぐり、自分が今この瞬間にしたいことをするのだった。

初夏の日差しが眩しい永遠の都ローマ。王女にとって生涯忘れることのない一日が始まる。