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イントロダクション
Introduction

喜劇王ニール・サイモンの晩年の傑作
おかしくて、ちょっと切ない
ハートフルコメディ

“ブロードウェイの喜劇王”として不動の地位を築き、米国を代表する喜劇作家ニール・サイモン(「おかしな二人」「サンシャイン・ボーイズ」)の晩年の傑作「ローズのジレンマ」。

2003年にオフ・ブロードウェイのマンハッタン・シアター・クラブで二か月あまりの限定公演が行われ、翌2004年に日本初上演となりました。

経済的危機に瀕している大物女流作家ローズが、最愛のパートナーだった作家ウォルシュの亡霊に提案され、助手アーリーンや売れない作家クランシーと共に彼の未完の遺作を仕上げる中で、残された人生と向かい合っていく様を、ユーモラスに描きます。

ヒロイン・ローズを演じるのは、類まれな美貌とコメディセンスを兼ね備える日本演劇界が誇る名優、大地真央。ローズの助手であり一番の理解者であるアーリーン役は、『キューティ・ブロンド』、映画「アナと雪の女王」アナ役の日本版ボイスキャスト等でマルチな才能を発揮する神田沙也加が務めます。亡霊・ウォルシュ役には、俳優のキャリアに加えて、ラジオパーソナリティやショートショート フィルムフェスティバル & アジア代表などで活躍する別所哲也。作家クランシー役に、『RENT』などを始め人気舞台作品に多数出演、近年はTVドラマ等映像の世界でも注目されている村井良大を迎えます。

演出は『チック』で2017年小田島雄志・翻訳戯曲賞、2018年読売演劇大賞・優秀演出家賞を受賞し、その後も意欲的な作品を発表し続けている新進演出家・小山ゆうなが担います。

男女の恋愛の機微と変わらぬ親子愛、誰もが抱える心の傷や人生の晩年に訪れる黄昏を上質なコメディに昇華させたニール・サイモンの傑作を、豪華キャストでお届けいたします。