2013年公演より

結婚に必要なのは「愛」なのか「金」なのか?政治的思想と、理想の家庭は両立するものなのだろうか?宗教の違いを超えて、人は幸せになれるのだろうか?親の信念を子供たちに押し付けることは良いことなのか?など、激変する世界情勢の中、いつの時代でも、どの国でも通じる今日的なテーマを、軽妙なセリフ回しと軽快な音楽、ダンスシーンを交えてお贈りする名作ミュージカル、それが『屋根の上のヴァイオリン弾き』です。

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」は1964年ブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞、脚本賞、作曲賞など7つもの賞を獲得。ブロードウェイでの上演は72年まで8年間も続き、3,242回という、当時としては画期的なロングラン記録を達成。

日本初演は1967年秋、帝国劇場での2カ月公演で幕が開きました。森繁久彌のテヴィエ、越路吹雪のゴールデ以下、豪華キャストが顔を揃え、その後の再演を含め、森繁テヴィエは通算上演900回を達成し、有終の美を飾りました。1994年の再演からは、エネルギッシュで愛嬌のある西田敏行のテヴィエが登場。





そして、2004年からは“21世紀版”『屋根の上のヴァイオリン弾き』と銘打ち、市村正親がテヴィエを務めています。2004年、2006年、2009年、2013年に続き、今回で市村テヴィエは5演目の公演となります。相手役の妻・ゴールデは、市村にして「最強の女房」と言わしめた鳳蘭が、2009年以来の「名コンビ」でお贈りいたします。

また、二人の愛すべき娘役である、長女・ツァイテル役には宝塚歌劇退団後初のミュージカル作品となる元宙組トップ娘役の実咲凜音、次女・ホーデル役には声優・舞台・テレビで多方面での活躍が目ざましい神田沙也加、三女・チャヴァ役には「レ・ミゼラブル」や「デスノート」など大作話題作に続々出演する実力の持ち主・唯月ふうかといったフレッシュな顔ぶれが演じます。

そんな娘たちと運命を共にする男たちには、長女と相思相愛だが貧乏な仕立屋・モーテル役に声優としても活躍する入野自由(前回2013年公演はパーチック役)、次女・ホーデルと恋に落ちる学生・パーチック役にはミュージカル『1789 –バスティーユの恋人たち-』『ロミオ&ジュリエット』などにも出演し、甘いマスクと歌声で魅了する広瀬友祐、三女・チャヴァと駆け落ちするロシア人青年・フョートカには、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『ビューティフル』にも出演する実力派の神田恭兵、といった人気実力ともに兼ね揃えた3名を配します。娘の歳ほど差がある長女・ツァイテルとの結婚を望む金持ちの肉屋・ラザール役には、ベテランの今井清隆が初出演となり、フレッシュな顔ぶれの脇をガッチリ固めます。

テヴィエ一家の3人娘と相手役の男性、そしてラザールと、メインキャストも一新され、「日本初演50周年記念公演」に相応しい豪華キャストでお贈りいたします。どうぞ、ご期待ください。