レポート

【BACK NUMBER】 2013年1月21日ファンの集い~新たなキャストを迎えて~
2014年11月4日帝劇凱旋公演オープニングイベント・レポート
2014年11月17日2015年公演始動!製作発表会見レポート
2015年3月17日のどじまん・思い出じまん大会イベントレポート
2016年11月25日新キャストお披露目会見レポート
2017年2月28日日本初演30周年記念公演始動!制作発表記者会見レポート
2018年10月10日新キャストお披露目会見レポート


2019年公演新キャストお披露目会見レポート

2018年10月10日(水)、都内の会場にて2019年公演新キャスト10名が登壇し、報道関係者とオーディエンス約300名を前にお披露目会見が開催されました。ミュージカル『レ・ミゼラブル』2019年全国5大都市ツアー公演の新たな門出に相応しい新キャストの皆さんをご紹介いたします。

~ご挨拶~


佐藤 隆紀
(ジャン・バルジャン役)
「今回ジャン・バルジャン役で出演させていただきます佐藤隆紀です。僕が生まれる前からあるこの作品なんですけれども、この伝統ある作品に出演させていただけることを本当に誇りに思いますし、精一杯頑張っていかなくてはと感じています。自分としてももう一皮も二皮も剥けて、ちゃんと稽古に向けて自分なりにスキルアップしていかないと、みなさまに感動を与えることができない。そのくらい大きな役だと感じています。これから自分に向き合って人としても役者としても歌手としても、大きく成長して皆様にこのジャン・バルジャン役を届けられるように精一杯努めてまいりますので、どうぞ楽しみにしていてください。どうぞよろしくお願いします。」
ジャン・バルジャン役
佐藤 隆紀(さとう たかのり)

福島県出身、1986年2月生まれ。

国立音楽大学声楽専修卒業後、クラシックのみならず、ポップスやロック、ジャズ、民謡に至るまで様々な音楽を自在に表現、独自の世界を創り上げているヴォーカル・グループ「LE VELVETS (ル・ヴェルヴェッツ)」のメンバーとして活躍。NHKホール、オーチャードホール、大阪フェスティバルホールなどでの単独コンサートを成功させる一方、国体やプロ野球開幕戦での国歌斉唱など多岐に渡る。近年は、その伸びやかで艶のある歌唱力を活かし、ミュージカル公演へ活動の幅を広げ、『タイタニック』(2015年)、『エリザベート』(2015年、2016年)、『スカーレット・ピンパーネル』(2016年)、『キューティ・ブロンド』(2017年)、『マタ・ハリ』(2018年)などに出演、現在は帝劇にて上演中の『マリー・アントワネット』に出演中。そして2019年、満を持して『レ・ミゼラブル』でのジャン・バルジャン役に挑む。


上原 理生
(ジャベール役)
「今までこの作品でたくさん革命を起こしてきた私が今回革命を鎮圧する側にまわりました(笑)、ジャベール役の上原理生です。こうして今までとは違う役で出演させていただけることになりました。全く逆の立場で演じさせていただくことで、今から全く違う【レ・ミゼラブル】の景色が見られるんじゃないかなという楽しみがあります。どれだけできるかわかりませんが、二幕冒頭の『昔は俺も戦った』というのがすごい説得力をもって言えるのかなと思っています。精一杯作品に真摯に誠実に向き合ってジャベール役に臨んでいきたいと思います。よろしくお願いします。」
ジャベール役
上原 理生(うえはら りお)

埼玉県出身、1986年10月生まれ。

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業後、その存在感、歌唱力、表現力を認められ、2011年のオリジナル演出版『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役でデビュー。同年、『ロミオ&ジュリエット』ではティボルト役を演じ、『ミス・サイゴン』では2012年よりジョン役を務めている。その他のミュージカル作品としては、『三銃士』(2016年)、『スカーレット・ピンパーネル』(2017年)、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(2016年、2018年)などに出演。声楽家としての顔も持ち、CDリリースや自身のコンサート開催に加え、4Menヴォーカルユニット「Adam‘s(アダムス)」としてもライヴ開催を重ね精力的に音楽活動を展開。そして2019年、『レ・ミゼラブル』で演じてきたアンジョルラス役から役替わりとなり、念願のジャベール役を演じる。


伊礼 彼方
(ジャベール役)
「ジャベール役の伊礼彼方です。僕は本質的にはジャン・バルジャンに似ているのですが、なかなか自分に近い役は演じるのが難しいと言われているので、ジャベールに決まって嬉しく思っています。僕も何年か前に初めてこの作品を観た時に衝撃を受けまして、いつかジャベールをやりたいと憧れておりましたが、自分の中では思ったより早くこの役にたどり着けたので、自分が持っているこのワイルド感、イケメン感(笑)、そしてこの悪役感、ストレートプレイやミュージカルで培ってきた引き出しを全て駆使して挑みたいと思っています。よろしくお願いします。」
ジャベール役
伊礼 彼方(いれい かなた)

神奈川県出身、1982年2月生まれ。

沖縄出身の父とチリ出身の母との間に生まれ、幼少期をアルゼンチンで過ごす。中学生の頃より音楽活動を始め、2006年に舞台デビュー。2008年に『エリザベート』のルドルフ役に抜擢され、以降、ジャンルを問わず多数のミュージカル、ストレートプレイ、朗読劇などで多彩な役柄を演じ、幅広く活動中。近年の主な出演作に、『ヴェローナの二紳士』、『朝日のような夕日をつれて 2014』、『スリル・ミー』(2014年)、『嵐が丘』、『End of the RAINBOW』(2015年)、『ピアフ』、『グランドホテル』、『あわれ彼女は娼婦』(2016年)、『王家の紋章』(2016年、2017年)、『お気に召すまま』、『ビューティフル』、『メンフィス』(2017年)など。現在上演中の『ジャージー・ボーイズ』(2018年)ではトミー役のハマりっぷりが好評。2019年1月に音楽活劇『SHIRANAMI』出演予定。


濱田 めぐみ
(ファンテーヌ役)
「今回ファンテーヌ役をやらせていただくことになりました濱田めぐみです。私もそうですし、たぶん私以外の方も、100%の方が『え、まさか濱めぐが?!』ということで驚かれていると思うんですけども。私も正直この『レ・ミゼラブル』という作品は、学生の頃と、劇団四季の頃と、劇団を卒業してからも、“見るもの”だなと思って諦めていたというか、自分にはチャンスがないのかなと、そのチャンスというかその出会いとか機会、きっかけがなかなか無くて、『レ・ミゼラブル』という作品は自分は観る立場で、お客様として楽しむ作品だなとずっと思っていたんですが、つい最近チャンスがありましてオーディションを受けさせていただくタイミングが来まして、すごく自分と向き合った時に、自分が亡くなって天国に行く時に後悔したくないなと思いました。色々な葛藤や、思い巡らすことがあったんですけれども、最後のチャンスだと思ってオーディションを受けさせてくださいとお願いしまして、受けさせていただくことになりまいた。本当に今まで色々な役をやらせていただきましたけれども、また新たな自分の転換期になる作品だなと、すごく今思っています。ですので、今まで経験した役とか通ってきた人生を全て投入して、心からファンテーヌという役を愛し楽しんで、そして深く深く大切に演じていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。」
ファンテーヌ役
濱田 めぐみ(はまだ めぐみ)

静岡県出身、1972年8月生まれ。

1995年、劇団四季オーディションに合格、3ヶ月の後に『美女と野獣』のヒロイン・ベル役に抜擢される。『ライオンキング』、『アイーダ』、『ウィキッド』と日本初演3作品でヒロインを演じ、抜群の歌唱力とノーブルな風貌を活かして数多くの作品に出演。退団後、2012年の『ボニー&クライド』で活動再開、その後の主な出演作に『ジキル&ハイド』(2012年、2016年)、『シラノ』(2013年)、『二都物語』(2013年)、『モンテ・クリスト伯』(2013年)、『ラブ・ネバー・ダイ』(2014年、2019年予定)、『メンフィス』(2015年、2017年)、『デスノート THE MUSICAL』(2015年、2017年)、『王家の紋章』(2016年、2017年)、『フランケンシュタイン』(2017年)、『メタルマクベス』(2018年)など。最近作では『メリー・ポピンズ』(2018年)日本初演での好演が記憶に新しく、満を持しての『レ・ミゼラブル』ファンテーヌ役を演じる。


屋比久 知奈
(エポニーヌ役)
「今回エポニーヌ役を務めさせていただきます屋比久知奈です。よろしくお願いします。この大きな歴史ある作品に、素晴らしい作品に出演させていただけること、本当に嬉しく光栄に思っています。と同時に、エポニーヌ役として選んでいただいたという責任も強く感じているので、私なりに役に向き合って役を深めて、『レ・ミゼラブル』という世界で一日一日を大切に生きたいと思います。皆様に劇場でお会いできる日までに、今よりももっともっと、何倍も成長した姿でお会いできるよう頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。」

三浦 宏規
(マリウス役)
「今回マリウス役を演じさせていただきます三浦宏規です。今回初めて参加させていただくんですけれども、ずっと夢見て憧れていた『レ・ミゼラブル』に自分が出演出来ること、そして今こうしてこの場にいられることが、すごく夢のようで本当に嬉しく光栄に思っております。まだまだ経験も浅く未熟な自分ですが、今自分に出来ることは全てマリウスに注いで、『レ・ミゼラブル』という素晴らしい作品の世界の中でマリウスとして生きていきたいなと思っております。皆様よろしくお願いします。」
マリウス役
三浦 宏規(みうら ひろき)

三重県出身、1999年3月生まれ。

5歳よりクラシックバレエを始める。第22回全国バレエコンクール in Nagoya(2012年)では男子ジュニアA部門で第1位を獲得。2015年『恋するブロードウェイ♪』を皮切りに、2016年ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン跡部景吾役、2017年~2018年のミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ髭切役、『NostalgicWonderland♪』、2018年のミュージカル『陰陽師』の源博雅役などで注目を浴びる。2018年、恋を読む『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』では、初の朗読劇に挑戦。今後の予定としては『ミュージカル刀剣乱舞〜真剣乱舞祭2018〜』『NostalgicWonderland♪2019』などに出演が決まっている。今作『レ・ミゼラブル』オーディション初参加でマリウス役を射止め、来年2019年には弱冠二十歳でマリウスを演じたキャストの史上最年少記録を更新する。


熊谷 彩春
(コゼット役)
「この度コゼット役を務めさせていただきます熊谷彩春と申します。幼い頃からずっと憧れて続けていた『レ・ミゼラブル』という作品で、コゼット役でこうしてデビューをさせていただけることを、本当に嬉しく思っていて、こうしてこの場にいることもまだ夢みたいな気持ちです。素晴らしい大先輩の方々からたくさん学びながら、精一杯全力でコゼットを演じたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。」
コゼット役
熊谷 彩春(くまがい いろは)

千葉県出身、2000年4月生まれ。

父親の転勤先の英国でミュージカルを観て、「いつか舞台に立ちたい」という夢を抱き、幼い頃から声楽やバレエのレッスンを続ける。2015年、「Kate Sarler Award in Malaysia」グランプリ受賞。2016年、東京国際声楽コンクール ミュージカル部門にて史上最年少で第1位を受賞。2017年、バークリー音楽大学夏期講習に参加し、受講者100人の中からトップ5名に選ばれる。劇団四季ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』(2012年)、ミュージカル『冒険者たち~この海の彼方へ~』(2013年)、音楽劇『君よ生きて』(2017年)を経て、今回『レ・ミゼラブル』オーディションに初参加でコゼット役に抜擢される。


斎藤 司
(テナルディエ役)
「今回コゼット役ということで(会場笑)、違いますね、すみません。テナルディエ役ということで、大役を仰せつかりましたトレンディエンジェル斎藤と申します。よろしくお願いします。本当にですね、大先輩の方々に囲まれて本当に緊張しまして、ちょっと今歯が痛い状態です(笑)。『レ・ミゼラブル』という大作中の大作でございますから、私も本当に、お客様もやっぱり日本中のみんなが愛している作品でございますし、足を引っ張らないようにやらせていただけるように既に役作りを始めておりまして、テナルディエという役なので街で足を引っ掛けたり、ものを取り始めたりとか(ウソです)、そういった感じで役作りをしっかり始めてますので(笑)、どうぞよろしくお願いします。」
テナルディエ役
斎藤 司(さいとう つかさ)

神奈川県出身、1979年2月生まれ。

吉本総合芸能学院(NSC)東京校10期の同期のたかしと、2004年にお笑いコンビ「トレンディエンジェル」を結成、「オンバト+」第3代チャンピオン(2013年)、「THE MANZAI」準優勝(2014年)、2015年には「M-1」グランプリを受賞。数々のバラエティ番組に出演し、「斎藤さんだぞ?」「ペッ」のギャグで人気者に。毎年単独ライブツアーをソールドアウトさせ、常に新ネタにも力を入れている。アイドルグループ吉本坂46のメンバーなど活動は多岐にわたるが、今回、特技の歌とダンスを活かして『レ・ミゼラブル』テナルディエ役オーディションに初参加し、見事合格。


朴 璐美
(マダム・テナルディエ役)
「みなさんこんにちは。マダム・テナルディエ役をやらせていただきます朴璐美です。まさか40代半ばで人生こんな事があるもので、初めてミュージカルに挑戦することになりました。ミュージカルというものと本当にほぼ全く縁のないところで生活をしていたもので、本当にちょっとどうなるのかなと自分に期待をしつつ、ワクドキしている状態です。(キャストに)本当に皆さんあの、お歌がうまいんですよね…?私は歌とか全くやったことがないんですけども、今からしっかり、40代半ばにしてヴォイストレーニングに通ったり、色々しながら自分にチャレンジして新たな扉が開くような作品作りにしたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いします。」
マダム・テナルディエ役
朴 璐美(ぱく ろみ)

東京都出身、1972年1月生まれ。

『ブレンパワード』(1998年)のカナン・ギモス役で声優デビュー、1999年『∀ガンダム』では主人公ロラン・セアック役を演じ、2004年「東京国際アニメフェア2004」声優賞、2007年「第1回声優アワード」では、『NANA』の大崎ナナ役で、主演女優賞を受賞。『鋼の錬金術師(エドワード・エリック役)』、『BLEACH(日番谷冬獅郎)』、『進撃の巨人(ハンジ・ゾエ)』シリーズなどでメインキャラクターや物語の核となる役を数多く担当し、声優界で確固たる地位を確立。2013年には「第25回東京国際映画祭」日本映画・ある視点部門ノミネート作品『あかぼし』で実写映画初主演。洋画においては、ヘレナ・ボナム=カーター、エヴァ・グリーン、レディ・ガガはじめ多くのハリウッド女優の作品の吹替を務めており、さらにはナレーションでも活躍。今回、本格ミュージカル初出演にして『レ・ミゼラブル』マダム・テナルディエ役で初参加となる。


小野田 龍之介
(アンジョルラス役)
「アンジョルラスを務めさせていただきます小野田龍之介です。本当に多彩な俳優の皆様、斎藤さんもいらっしゃいますし、その中の一人として新キャストに選んでいただけたこと、本当に嬉しく思っています。子供の時から舞台の仕事をさせていただいておりまして、この『レ・ミゼラブル』という作品は本当に僕の中で非常に大きなきっかけというか、影響を受けた作品のひとつでもあります。本当にどの作品よりも観ていると思いますし、音楽を聞いていると思いますし、色々その中で感じてきた作品のひとつだと思っております。本当に自分自身がその作品に携われるのがまだちょっと信じられないですけど、本当に嬉しく思っていると同時に、身の引き締まる思いです。初演の時からたくさんの素晴らしい俳優さんが演じてこられたこの役、とにかくその方々のエネルギーを絶やすことがないように、またたくさんみている中で、その中で感じたことだけに縛られることもないように、一つ一つ丁寧にお稽古して本番で皆様にお会いしたいと思います。よろしくお願いします。」
アンジョルラス役
小野田 龍之介(おのだ りゅうのすけ)

神奈川県出身、1991年7月生まれ。

ダンサーだった母親の影響で幼少期からダンスを始め、8歳でミュージカルに出演。2011年に、シルヴェスター・リーヴァイ国際ミュージカル歌唱コンサート・コンクールに出演、リーヴァイ特別賞を受賞。端整で愛嬌のあるキャラクターと確かな歌唱力を活かし数々のミュージカル公演に出演。主な出演作に、『ルドルフ~ザ・ラスト・キス~』(2008年)、『モーツァルト!』(2010年~2011年)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2014年)、『タイタニック』(2015年、2018年)、『ウェストサイド物語』(2016年)、『三銃士』(2016年)、『ミス・サイゴン』(2016年)、『パレード』(2017年)、『メリー・ポピンズ』(2018年)など。次回作には『ラブ・ネバー・ダイ』が控える。そして『レ・ミゼラブル』初出演にして革命のリーダー・アンジョルラス役を演じる。

Q:今回、『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けようと思われたきっかけと、その役で受けられた理由を教えてください。
佐藤「いつか演じてみたいというのはずっと心にあった役なんですけども、正直自分にとっては“いつか”という思いだったので、まさかこんなに早く合格をいただけるとは思ってなかったんです。自分へのチャレンジという意味も込めてこの役を受けるという、そういう思いでした。ですので正直こんなに早く受かると思っていなかったので今とても焦っています(笑)。本当に自分のスキル、そして内面が伴うように、これから本番に向けて自分に向き合って、スキルアップしていきたいと思っています。」
上原「ずっと2011年からアンジョルラスを演じさせていただいて、前回2017年に出演した際には、もう最後だなってなんとなく自分の中であって、次もしやってしまったらトゥーマッチだな、というのが自分の中にありました。全部、知り尽くしてしまった感があって、それもちょっと違うかなと思って、違う役に挑戦したくて受けることにしました。」
伊礼「僕は、作品を観た時にジャベールに衝撃を受けて、この役をやりたいって思って、40歳を過ぎたら自己申告でオーディションを受けたいと思ってたんですが、思いの他ある方からそろそろ伊礼くんオーディションを受けてもいいんじゃないかというお話を伺って、自分の中では経験値が足りないかなと思いつつも、これはちょっとチャレンジしてみようと思いました。ミュージカルでは歌が大事だとは思いますが、CDで村井國夫さんが演じられているジャベールの音源を聞いた時に、ものすごく“芝居”の要素を感じまして、頭に言葉が届いたんですね。ですから、なんて素敵な作品なんだ俺もこういう役者になりたいと思ったのが10年以上前でしょうかね、色んな要素が重なって、今の自分の年齢とキャリアも重なり、今回のオーディションを受けさせていただいた、いうことでございます。」
濱田「私は皆さんと逆で、これは本当に最後のチャンスかなと思いましたし、これを逃すと多分本当に後悔しながら舞台に立ち続けることになるし、駄目なら駄目でいい、だけどトライをしないと自分で自分を逃げさせることになるなと思って。だから自分の背中も自分で押したし、思い切って飛び込んで、ラストチャンスだと思うので受けさせてくださいと事務所に言いました。ファンテーヌという役は『レ・ミゼラブル』という作品の中でも母親というポジションで時代に翻弄されながら子供のことをまず第一に考えているという、究極の女性としてのあり方や、彼女の中で価値基準がやっぱり子供だったというところにすごくある意味共鳴できるところもありましたし、自分の中での母性というものを憧れだった作品の中でどういうふうに表現できるかなって思いましてファンテーヌという役を選ばせていただきました。」
屋比久「私はこの作品のことは小さい時から知っていたんですけど、去年初めて生で観劇することができて、その時に感じたエネルギーというか、この作品がナマモノである意義みたいなものをすごくビシビシと感じて、その時にこの作品に出てみたいなって強く思ったのがきっかけです。その中でもエポニーヌという役になぜか興味を惹かれて、すごく目を引く役だなって、私の中でなにか惹かれるところがある役だなって強く思って、もし自分がこの作品出ること出来るならエポニーヌという役を演じてみたいという思いがずっとあったので、オーディションを受けるならエポニーヌでやらせてくださいとお願いして、今回この役に決まったときは本当に心から嬉しかったです。」
三浦「この作品を観させていただいた時にすっごく感動しまして、どうしてももう1回観たいと思って、何とかチケットを取ってもう一度観て、でもまた1回観たいってなって、でももう1回は観れなくて。2回目観た時に、マリウス演じれたら幸せだろうなあと思って感動しながら、それでまさか自分が受かるはずないよなぁと思いながらも、でも挑戦してみたいという気持ちで、オーディションを受けさせていただきました。」
熊谷「幼い頃イギリスに住んでた時、3歳ぐらいの時に両親に初めて『レ・ミゼラブル』を観に連れて行って貰って、そこで本当に衝撃受けて、家のソファを舞台がわりにして、毛布をフランス国旗だと思いながら、民衆の歌をふりまわしながら歌って、『レ・ミゼラブル』ごっこをしていた程すごく大好きでした。ですので、昨年の秋に事務所に入った時に、オーディションがあるよと言っていただいて、“あっ!絶対に受けたい!”って思って受けさせていただきました。好奇心旺盛なところとかが自分にすごく当てはまると思ったのでコゼット役で受けさせていただきました。」
斎藤「皆さんのような崇高な目的とはちょっと違うんですけれども、やはりミュ―ジカルというものをいつかやってみたいなという、この『レ・ミゼラブル』に出られるっていうのは、僕にとっては責任重大ですし、今の自分には見合ってないのは自分でも分かっているんですけれど、仕事が自分を成長させてくれると常々思っていますし、そういうきっかけで今回『レ・ミゼラブル』のオーディションがあるよって話を聞いて、これはぜひ、もちろんダメ元で当たって砕けろで受けてみたいなと思って受けさせていただきました。本当はコゼット役が良かったんですけど(会場笑)、ダメだって言われました。なので、自分に一番近しいひょうきんさと、やっぱり自分の中にある闇ですよね、それでテナルディエ役で受けさせていただきました。」
「マダム・テナルディエ役を受けないかとお話を頂いたのが最初で、40代半ばで初ミュージカルっていうのは自分でもどうなんだろうと思い、色々と話を聞いたりしたところ、このマダム・テナルディエ役はハートも技量もなければ決して務まらない役なんじゃないだろうかと考えまして、最初はちょっとお断りしようかと思ってしまったんですけども、去年、22年在籍した演劇集団円から独立したばかりで、なんかこう、もっとチャレンジしていいかなと、ミュージカルは1回もやったことないですし、どうせ落ちちゃうだろうしと思って、今の自分のマックスを出せるように自分と葛藤しながら受けることを決めました。でもやはり歌への苦手意識があって、オーディションを受ける前に4回の歌唱指導を受けさせていただいた際にも『朴さん、歌が苦手なのはわかったからもっとリラックスして!』って、もう本当に色々な方々に励ましていただきながら受けました。思い出深いオーディションでした。」
小野田「アンジョルラスという役は、ものすごく神々しいというか、学生や市民を率いて革命に向かいますが、お客様にとっても感化されたり惹きつけられるエネルギーのある役だと思うんです。だから大好きな役でしたけれども、自分が受けたいとか演じてみたいというのはずっとなかったんです。何役で受けたか覚えてないんですけども、実は15歳の時にも『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けたことがあったんです。その時は最終選考まで残ったんですが、『小野田くんよく頑張ってるから、でもまだ若いから20歳過ぎたらもう1回受けに来なさい』と言われて、よし頑張ろうと思っていたんですけども、なかなかご縁がというかオーデションを受けるタイミングが無くて、ずっと観る側に徹していたんです。ですが、『ミス・サイゴン』に出演していた際に、海外スタッフの方に“『レ・ミゼラブル』には興味ないのか?”と言わた際に、“何役が合ってると思いますか?”“何役がチャンスがあると思いますか?”って質問して、逆に“何の役が好きか?”と聞かれて、“アンジョルラスはやはり子供の頃から憧れている”と返したところ、“じゃあアンジョルラス受けてみればいい”と言われて、“あっ、アンジョルラスを受けてもいいのかな”というのがひとつ芽生えたというか、背中を押されました。起用していただいて非常に有り難く思っております。」
Q:『レ・ミゼラブル』のオーディションの時の印象深いエピソードを教えてください。
佐藤「ジャン・バルジャン役は、今まで僕が出たミュージカルの役の中で一番高い音があったり、技術的に本当に難しい役だと思うんですが、特に音大を出てると技術にどうしても走ってしまうんですけど(上原さんの「わかるー」で会場笑)、やはり技術に走ってしまうと感情が伝わらなくなってしまうので、言葉を伝えるという意識を持って歌わないと、ミュージカルでやる意味がなくなってしまったりするので、感情と技術のバランスっていうんですかね、逆に技術の方を忘れてしまったり、これがすごく難しかったのが印象的です。それは今もずっと思ってることで、もちろん来年まで多分ずっと思い続けることだと思うので、やはりその点をもっと研究して突き詰めたいと思っています。」
上原「アンジョルラス役はもう卒業だと思って、アンジョルラスは受けずに実はジャン・バルジャンとジャベールの2役で受けました。オーディションの日は、ジャベール役のナンバーを先に歌って、その後にジャン・バルジャン役のナンバーを歌ったので、ヘトヘトになりました(笑)。終わった後にジャベール役でもう1回来てくださいと言っていただけたので、今度はジャベール役でお願いしますって行ったら、演出家に『スターズ』を歌う時に宣教師のように、牧師、司祭みたいな、自分のこれが正しいんだ“これが神の啓示だ”という姿勢で聞いてる人たちに自分の思いを届けてくれと言っていただいて、それで実際に歌いながら動きながらやりました。すごく面白いなと思って受けた記憶があります。」

伊礼「オーディションは『自殺』と『スターズ』の2曲だったんですが、何度も何度も色々な要求をされまして、終わって気づいたら50分程経っていました。今まで『スターズ』は朗々ときれいに歌ってきましたけど違うんだと、“星に願いをかけてジャン・バルジャンを追い求める彼の硬い部分を出して欲しい”と言われて20分から30分歌いました。『自殺』の時は感情的に言葉をそのままストレートに伝えたんですが、じゃあ今度はこういうふうにやってくれと要求されたのが、“ようやく彼が開放されると思って、最後の高音で喜びのトーンを出してみて”と、そういうことを約50分かけてオーディションさせていただきました。多分ですが、その場その場で、言われたことをシンプルに直感的に僕がフィルターを通して表現出来るか否か、その瞬発力を試されたんじゃないかなと思ってはいます。オーディション受けて強く思ったのは、30年以上この作品が上演されて先輩たちが歴史を作ってきて、新しい僕らの世代が、先輩たちの作った歴史の中から良いものを残し、昔の古いものを壊して新しい時代を創らないといけない、ということです。今、ミュージカル界全体に新しい世代の新しい感覚が芽生えてますが、でもそれはあくまで歴史があってこそなので、そこに乗っからせてもらって、色々とチャレンジしていきたいなと思っております。
濱田「印象的だったのは、例えばファンテーヌの歌を歌う際に、感情的に悲しくなるところでも、“悲しみの中に嘆きを入れて”とか、色んな種類の感情を混ぜて歌ってくださいと言われたんです。人間は悲しみながらも一瞬喜びを思い出したりとか、笑いながら泣いている瞬間とかあって、そのリアルな中でも自分の中で一番近いものを、なおかつテクニック的には裏声だとか地声だとか中間だとかそのミックスとかとにかく細かく細かく指定が来たので、それを紡いで1曲歌い終わるまでにすごく自分の中で色々な感情の階段を登れたというか、オーディションですけどファンテーヌとして色々な経験させていただいたというのが一番印象に残ってます。私自身としてというよりも役として歌ってと言われることが多かったです。」
屋比久「私はエポニーヌの『オ・ンマイ・オウン』という曲を歌わせていただいたんですけども、ワークショップのような形でオーディションを進めてくださって、すごく印象に残っているのは、私が今まで知らなかった感情というか、自分の中にこんな感情あるんだというのに出会えたり、“あっ、自分ってまだこういうエネルギーが残ってたんだ”という、そういう新しい自分に出会えた場でした。ですので、すごく大変だったという印象よりも、あのオーディションの場ではすごく興味深くて有意義で、学ばさせていただいた場ということが印象に残っているのでそれをしっかり使って本稽古の中でもビルドアップしていきたいと思っています。」
三浦「僕は『カフェ・ソング』をオーディションで歌わせていただいたのですが、演出家の方に“『カフェ・ソング』1曲の中にもマリウスの中には色んな感情があって、それをもうちょっと表現して”と言われました。もちろんその感情は僕の中にもあって、表現したいと思っても、技術が伴わず思うようにで出来ず、それが本当に悔しくてオーディションが終わって泣きそうになるくらい出来なかったと思って、今回ダメだったかと、自分がもっと経験を積んで色々なことをもっと出来るようになるということを思ったんです。ですが、今回選んでいただけたので、自分の中で出来ることを全てやって万全で本稽古に臨みたいと思っています。」
熊谷「私は最初オーディションの時、しとやかで清楚な女の子という原作のコゼットのイメージ通りに作って行ったんですが、演出家の方に“君は学校では活発で元気いっぱいな子なんだろう?”と言われ、演出家の通訳さんを“高校の友達だと思いながらマリウスのことをどれだけ好きで、どれだけウキウキしているかを友達に恋バナするように『プリュメ街』を歌ってみて“と言われました。そこで通訳さんの手を握ったり会場をちょっと小走りしながら『プリュメ街』を歌わせていいただいて、終わったあと演出家の方に、“すごい目の奥でキラキラしているのが見えたよ”と言われて嬉しかったのを覚えています。」
斎藤「やはり歌を歌う時には目の前に秋元康さんがいたんで、あすみませんこれ吉本坂のオーディション・・・(会場笑)。すみません混同してしまって。僕ももちろん歌唱指導もしていただいてたんですけど、どうしても歌を歌っちゃうんです、普通に。演技に魂をのせられないというか。そこにすごく苦労しまして、先輩の例えば駒田一さんの動画とかすごい拝見したりして、でもそれと一緒になっちゃいけないからっていうので見ない方が良いと言われ、じゃあ一体どうすれば良いんだ?と思いながら、いざオリジナルでやってみたら感情をのせてるうちにフリースタイルダンジョンみたいになってきちゃって、すごい色々迷いながら試しながらやらせていただきました。今もまだ自分の中でこれだっていう正解はみえてないんですが、本当に毎日勉強でやらせていただいてます。」
「『ミュージカル=歌』なのですが、歌に対する苦手意識がとってもあったので、『この音』って言われても『この音』が何かも分からないような状況でやっていたんです。けれども、4回目の歌唱指導で、“違う、音じゃない、言葉だよ”と教えてくださった方がいて、そこからパンと開けた自分がいました。オーディションの日は緊張し過ぎて、控室じゃないところに部屋を取って1時間自分で練習してからオーディションに臨もうと思ってたんですけど、もうあまりにも緊張してふて寝してしまい、もうダメだと思ったんです。でも、歌唱指導してくれた方などもいてくださったんですけれども、その方々が厳しい眼差しでありながらもお父さんお母さんのような目で見守ってくれてる部屋で何か感じ入るものがあって、自分の中でなんかスイッチが入ったっていうのがありました。演出の方は初めてお会いする方だったんですけれども、1度歌い終わったあとに“璐美はキャット、璐美はキャット。ネコのようにコゼットを追い詰めて”と言われまして、ネコのようにコゼットを追い詰めるって何だ?って思ったんですけど、そこでもう自由になんでもいいから思うがままにやってみればいいとスイッチが入ったのを覚えています。ですからオーディションはあっという間に終わって、“お疲れ様でした”と言われた時に“ほっ!終わった!”と思って、扉を出た瞬間に大号泣したのを覚えています。」
小野田「僕は『ABCカフェ』の後半から、この作品の代表曲でもあります『民衆の歌』部分の譜面を頂いておりまして、それをやるつもりでオーディション会場に行ったんですけど、当日オーディションに伺って演出家とお会いした時、“『ABCカフェ』の頭からお願いします”って言われて、“あっ、オレもらってない”と思って(笑)。その際に音楽監督さんから、“持ってないけど歌えます、どうぞ、いけるよね?”ってなり、“大丈夫です、歌えます”って言った時に俺ミュージカル好きで良かったなと思いました。歌詞も浮かぶし本当に『レ・ミゼラブル』が大好きだなと自分を尊敬しましたけれども(笑)、1曲のそれぞれの部分をブロックに分けて歌っていって、全部歌いきったんですけども、とにかく楽しくって、スタッフの皆様も勝手に信頼を寄せている方々ばかりなので、全部身を委ねてみようと思って。アンジョルラスはエネルギーが必要ですから、音楽中で言葉をしっかり伝えて、音楽を利用してエネルギーを出したいと、考える余裕はもうなかったんですが、誠実に取り組んだ結果受かりました、ありがとうございます。」
Q:斎藤さんへ、今回オーディションに合格して芸人仲間やご家族にどのように報告されましたか?また反応はいかがでしたでしょうか?
斎藤「芸人仲間からは、ニュース見たみたいで、“すごいじゃん!”と言って貰ったりして、逆に芸人なめてたというか、“レミゼ”知ってるんだと(笑)。そこでそれくらい『レ・ミゼラブル』の凄さを実感しました。芸人の中では子供が生まれると運気が上がるっていうのが伝説としてあって、これは娘が持ってきてくれたプレゼントだなと本当に思ってるんで、毎日『宿屋の歌』を娘に歌ってるんです。ものくすねたりあまりいい歌詞ではないんですが、音という意味では娘に練習相手になってもらったりとか聞いてもらったり、妻にもお祝いして貰いました。皆さん“絶対見に行くね”っていってくれるんですけどお笑いのライブは招待とかチケット代もそう高くはないのですが、『レ・ミゼラブル』はどうやらそうはいかないみたいなんで、“チケット代はしっかりかかるけど絶対良いのだから楽しみにしててね”と言ってます。みんな喜んでくれて、とにかく頑張らねばという感じです。」

ミュージカル『レ・ミゼラブル』2019年全国5大都市ツアー公演は、2019年4月19日(金)、帝劇にて開幕です!