帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』
レポート

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新キャストお披露目会見レポート


2016年11月25日(金)、都内の会場にて2017年公演新キャスト9名が登壇し、報道関係者とオーディエンス約200名を前にお披露目会見が開催されました。ミュージカル『レ・ミゼラブル』日本初演30周年の新たな門出に相応しい新キャストの皆さんをご紹介いたします。




生田絵梨花
(コゼット役)
「コゼット役をさせていただきます生田絵梨花です。小学生の頃から何度も見ている大好きな作品なので、ここに立てていることを凄く嬉しく思います。今、登壇してきて一人でお辞儀する際に、ちょっとクラッとしてしまう位、緊張していたんですけれど、先ほどキャストの皆さんとお話をしてとても温かい素敵な方々ばかりで、また今まで出演されている大先輩もこれから会っていきますので、たくさん背中を見て学びながら『レ・ミゼラブル』の世界に溶け込めるように頑張ります。宜しくお願いいたします。」


小南満佑子
(コゼット役)
「コゼット役を務めさせていただきます小南満佑子です。2015年に初舞台を踏ませていただきまして、こうして30周年という記念すべき年に、また大好きな作品にコゼットとして戻って来ることができて本当に嬉しく思います。精一杯頑張って参りたいと思います、どうぞ宜しくお願いいたします」


内藤大希
(マリウス役)
「マリウス役を務めさせていただきます内藤大希です。僕は両親にとても苦労をかけているといいますか、迷惑をかけながら今、舞台俳優として活動する中で、両親が観せてくれた『レ・ミゼラブル』に出演できることをとても嬉しく思うとともに、最高の親孝行だなと思っております。ですので、本当に、両親の期待も含めて、皆様に恩返しできるようにしっかりと務めたいと思います。宜しくお願いいたします。」


橋本じゅん
(テナルディエ役)
「テナルディエ役に挑戦させていただきます橋本じゅんと申します。僕は小学生低学年のころから給食の時間に先生が『ああ無情』の読み聞かせをずっとしてくださっていて、毎日泣き笑い、次の日を楽しみに、そんな給食の時間、テナルディエが大嫌いでした。(会場笑)気持ちはジャン・バルジャンになっているので、テナルディエはなんて酷いんだろう、コゼットが可哀そう、だと。(笑)でもそんなテナルディエと縁があり結ばれることになりまして、大好きな作品なので頑張りたいと思います。宜しくお願いいたします。」


鈴木ほのか
(マダム・テナルディエ役)
「マダム・テナルディエ役の鈴木ほのかです。まだマダム・テナルディエ役と言うのに口が馴染まないんですけども、またこの『レ・ミゼラブル』に帰ってくることができたこと、心から感謝しております。日本初演でコゼットに選んでいただいた時に、『レ・ミゼラブル』は私の人生を本当に大きく変えてくれました。そして10年後にファンテーヌを演じ、とうとうマダム・テナルディエに到達いたしました。今まで私や『レ・ミゼラブル』を応援し続けてくださっている方々が私のマダム・テナルディエを見て、『えっ!あのコゼットとファンテーヌをやった同じ人物なのか!?』と驚いて頂けるように変身したいと思っております。また、これから初めて『レ・ミゼラブル』をご覧になる皆様には、新時代の新演出の新マダム・テナルディエを観ていただけるように頑張ります。どうぞ宜しくお願いいたします。」


唯月ふうか
(エポニーヌ役)
「エポニーヌ役を演じさせていただきます唯月ふうかです。今回、『レ・ミゼラブル』という作品に出演することができて、本当に嬉しい気持ちと緊張といろんな気持ちが混ざってこの場に立っています。自分らしいエポニーヌを演じられるように精一杯頑張りたいと思いますので、皆さん宜しくお願いいたします。」


松原凜子
(エポニーヌ役)
「皆様初めまして、エポニーヌ役を務めさせて頂きます松原凜子と申します。私は声楽科を卒業しておりまして、今でもソプラノ歌手としても活動を続けております。ですので、『(音域的には)コゼットじゃないの?』という声も周りからあったのですが、今回、エポニーヌ役で選んでいただいて、私も自分の中にエポニーヌの要素があったのかという気持ちで驚いております。私にとって帝劇は初めての大舞台ですので、まだまだ未熟ではございますが、自分の中の、まだ自分でも知らない部分を見つけながら、皆様に満足していただけるようなエポニーヌ役を創って参りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。」


相葉裕樹
(アンジョルラス役)
「初めまして、アンジョルラス役をやらせていただきます相葉裕樹です。ようやくこのお披露目の場で、アンジョルラス役ということを発表できたことが本当に嬉しく思います。この歴史ある作品にアンジョルラス役として出演できることを本当に光栄に思いますし、帝国劇場という舞台に立てることを本当に嬉しく思っております。しっかりと役を全うしたいと思いますので、皆さんどうぞ宜しくお願いいたします。」


二宮愛
(ファンテーヌ役)
「皆様初めまして。ファンテーヌ役を演じさせていただきます二宮愛と申します。私は人生初めてのミュージカルが、この30年も続いている名作『レ・ミゼラブル』であるということが本当に光栄で仕方なくて、それと共に、とても緊張もしているんですけれども、未熟ではありますが、たくさん勉強させていただきながら、先輩の皆様にも色々学ばせて頂きながら一生懸命、ファンテーヌという大切な役を演じていきたいと思っております。私は普段シンガーソングライターとしてポップスやメロディーポップ、R&Bの歌い方をしているので、テレビを視聴していただいた皆様からは、『ファンテーヌできるの?』とか『夢やぶれなさそう』って言われるんですけれど(会場笑)、自分の中のファンテーヌという役をしっかり育てて、築いていきたいと思っておりますので、皆様これからどうぞ宜しくお願いいたします。」





Q: 今回、『レ・ミゼラブル』のオーディションを受けようと思われた理由と、オーディションの中で印象に残っていることがあればお聞かせいただければと思います。
生田 「初めて見た小4くらいの時はまだ自分があのステージに立つことは全く想像していなくて、本当に雲の上のような圧倒される舞台だったんですけれど、中学生くらいの頃からコゼットに心が動くようになって『私もいつかあの役を演じたい』と声楽を始めて、“夢”から“目標”にしてずっとやってきていたので、今回はオーディション初挑戦だったんですけど、(本当に夢が叶って)今でもびっくりしています。オーディションで印象に残っていることは色々とありますが、『あなたは本当に楽しそうに歌うんだね』って言ってもらえたことがすごく覚えてて、だからこれから勉強しなければならないことはたくさんありますし、プレッシャーもいっぱいあると思うんですけど、楽しむことを忘れずにコゼットの光のような存在のように自分もなれたらいいなと思っています。」
小南 「私が初めて『レ・ミゼラブル』を観させていただいたのは2013年の大阪のフェスティバルホール公演だったのですが、本当にただただ圧倒される3時間で、『いつか私もこんなすごい舞台に立てたらいいのに』とずっと憧れを抱いていました。2015年に(アンサンブルとして)出演させていただいて、『私なんかが立っていていいのか』と思っていたんですけれども、先輩の皆様にすごく助けていただいて、務めさせていただきました。今回、また『レ・ミゼラブル』に、しかもずっと演じたいと思っていたコゼット役で出演できるので、夢が叶ったことに本当に嬉しく思っています。最初はコゼットはもっと清純なイメージを自分の中で描いていたんですけれども、実は芯の強い女性であるということを演出家に教えていただいて、私も芯の強い部分が自分の中にあると思うので、しっかりと自分と照らし合わせて、私らしいコゼットを演じて皆様に喜んでいただけたら嬉しいです。頑張ります。」
内藤 「僕は28歳で、あまり若手という年齢でもないのですが、この年代の人間にとって『ミス・サイゴン』と『レ・ミゼラブル』はオーディションがあればまずは受けるということが前提だと思っていて、僕も何回も受けさせてもらっていました。ミュージカル俳優にとって、ひとつの目標でありステータスであり価値ある作品なので、こうして出演が決まってとても嬉しく思います。オーディションの時、僕は(松原)凜子さんとデュエットを歌わせてもらったのですが、演出家とのディスカッションの中で、『うまく出来てないから逆にしてみよう』と言われたんです。『あ、逆にしたら気持ちが分かるのかな』と思って、逆の立ち位置についたんですよ。そしたら『それは冗談だよ』と言われて(会場笑)。僕はやる気満々だったんですけども、外国人の演出家(のオーディション)は初めてだったので、そういうワークショップの一環的に、『こういう冗談もあるんだっ?!』と思ったのがとても印象的でしたね。」
橋本 「僕は斎藤晴彦さんのテナルディエを見たときにすっごく楽しそうに生き生きと演じられていたのがとっても忘れられなくて、勝手に小学生の頃から、憎んでいたくせに実は好きになり始めていたというのがありまして。いろいろ拝見しているんですけれども、やっぱりどれを見ても自分がやるとしたらあそこやな、と。ただお客様にとにかく楽しんで帰っていただくための突破口になりたいと。そして当時の、あれもやっぱり生きるっていう一つのスタイルだったと思うんです。ああしなければ生きていけない状況にある人は、あの人だけじゃなかったと思うんですね。そういう部分で明日への活力というものを分かち合えるものを作りたいなと、それがオーディションに受かりたいと思ったモチベーションですね。嫌いだったんですけども、皆さんに憎めない存在と思っていただけるように頑張りたいと思います。」
鈴木 「『レ・ミゼラブル』と『ミス・サイゴン』のオーディションはあったら受けるということで、私もその通りにさせていただきました。あと残っている役はエポニーヌとマダム・テナルディエだったので、エポニーヌではどうかなと思い、マダム・テナルディエで挑戦いたしました。オーディションの時に、エイドリアンという演出家がいらっしゃって、初演バージョンなんですけど、動きとかも鳳蘭さんの素晴らしい動きを近くで見ていたので、ほぼほぼその通りにやりましたら、『なんで君はそんなに本番みたいに動けるんだ!?』って言われたので、『ずっと見ておりました、初演でコゼットやりましたので』って言ったら、『リトルコゼットか?』と言われて(会場笑)『とんでもない、とんでもない』と言いまして。そして『10年後にはファンテーヌをやりました』と言いましたら、『えー!なんだ君は!?』って驚いていただきまして。なかなか上手くいったということで、差し入れにあったチョコレートを一粒、エイドリアンにいただいたという思い出がございます(笑)。今、それはうちの神棚に飾っております。」
唯月 「初めて『レ・ミゼラブル』を見たときにすごく圧倒されて引き込まれて、こんな作品があるんだと鳥肌が立った思い出があります。今回初めてオーディションを受けさせて頂きましたが、オーディションの時はエポニーヌのソロの曲を歌ってそこで先程内藤さんが仰っていたみたいにワークショップがあったのですが、その時に『エポニーヌという役は切ない気持ちの他にもひとつ強い気持ちを持っているんだよ、それを見つけてみて』と言われて、何度も何度も歌いました。でもオーディションの中では正直自分の中ではっきり見えてくる何か別のものというのを見つけることができなくて悔しい思いをしたんですけども、今回合格しましたということを聞いて、すごくびっくりした気持ちと、あとは合格したからあともうひとつの何かを絶対見つけて、そして今までのエポニーヌとまた違ったような、自分らしいエポニーヌ像を作り上げていけたらいいなと思っています。頑張ります。」
松原 「前々から『レ・ミゼラブル』のオーディションは必ず受けようと思ってはいたものの、大学にいたので機会を逃していたんです。卒業して、あるミュージカルに初めてプロとして出演させていただいた時に、そこにいらしていた事務所が今の事務所の方なんですけれど、終わった後に『オーディション受けませんか』というふうに言ってくださって。少し迷っていたのですが、『受けたらどうだろう』と言っていただけたのがすごく嬉しくて、それでオーディションを受けました。最初はコゼットとエポニーヌの両方受けたんですけれど、二曲とも歌ったら、コゼットの方でオーディションは進んでいったんです。なので内藤さんとワークショップ形式でデュエットをさせていただいた時はほとんどコゼットをやっておりまして、最後に『エポニーヌも一応歌ってみようか』と言われ、何回か繰り返し歌いました。最後の方はエポニーヌにかける時間が多くなっておりまして、『おや?』という気持ちでした(笑)。受かった時に電話でエポニーヌと言われた時には正直、驚きよりもエポニーヌで選んでいただいたんだっていうことがすごく新鮮で、嬉しかった思い出があります。そして演出家のエイドリアンに言われて一番印象的だったのは、『結構色気があるエポニーヌだね、でもそれもアリだね』という風に言ってもらえたことですね。すごく驚きで、自分ではそうやって歌ってるつもりはなかったんです、少年っぽいとかサバサバしているイメージがエポニーヌにはあったので。何か皆様の中でも『あのエポニーヌもアリだな』と思って頂けるように研究をしていきたいと思っております。」
相葉 「ミュージカルをやっていく中で先程、大希くんも仰っていましたけど、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』で帝国劇場に立つというのを目標としてやってましたので、どうしても僕としては20代のうちに立っておきたい劇場だと。受けないという選択肢はなくて、挑戦させて頂いたんですけど、自分としましては、正直自分の中の1個上の高いステージだなと思って、それでももちろんダメ元で出来る限りのことをやって、それでもしダメだったらそれも仕方ないと覚悟を決めて受けました。その時はアンジョルラスの曲をやりまして、ワークショップ形式でも何度もディスカッションしながらやって、最終的には自分でも見たことのないような表現が出来たのかなという印象でオーディションは終わりました。本当に結構長いこと待って、『あ、きっとこれはもうダメだったんだろうな』と思っていたところに連絡が来て。今でも正直びっくりしているところはあるんですけど、『レ・ミゼラブル』ファンの方たちの思いを裏切らないようなものを作っていきたいと思っております。」
二宮 「私は何年か歌手だけをやってきて、数年前にテレビドラマに初めて出演させていただいた時に、演技というものがこんなに面白いのか、こんなに自分のことを表現できるものなんだという喜びがありました。演技と歌の喜び、どっちも感じられるものはないかというところで、ミュージカルに挑戦したいなと思ったんです。正直これまで他のミュージカルのオーディションも受けさせていただいたんですけれど、何回か落ちているんです。ですが今回、『レ・ミゼラブル』のオーディションがあるよということで一生懸命、ミュージカルを見て、分厚い原作本を読んで勉強して、エポニーヌ役としてオーディションに行きました。その時にふと急にエイドリアンに、『ねえ、君。ファンテーヌやってみてよ』と言われたんですね。ジョークのひとつだなと思ったら『いやいや、本当に』ということで、その場で楽譜を頂いて(歌って)。後日ファンテーヌとしてオーディションに受かりましたという連絡を受けまして、信じられなかったですね。私、色が結構浅黒いし、ヤンキー妻として女優デビューしていたので、『ファンテーヌ?』という不安はありました。正直エポニーヌだったら強気で、肌の色とか体型的にも合ってるんじゃないかな~って思ったんですけど、まさかのファンテーヌ。願ってもいなかった素敵な役柄を頂いたので、きっとエイドリアンさんには何か別のものが見えていたんだなと思いました。ファンテーヌとして新たな一面を見せるのと同時に、皆さんが思い描いているファンテーヌというのを絶対裏切らないようにしていきたいなと思っておりますので、ぜひ宜しくお願いいたします。」

Q: 『レ・ミゼラブル』の好きなナンバー、好きな歌詞があれば教えて下さい。
相葉 「オーディションで歌わせて頂いた『ラマルクの死』です。たくさん練習したというのもあるんですが、男の生き様が描かれていて、まっすぐで歌っていても気持ちが素直に乗りやすい楽曲ですので、テンションがものすごく上がるんですね。曲の力を借りてお芝居がきっと生きるんだろうなという感じがしていて、とても好きです。」


司会 「会見途中ではございますが、相葉裕樹さん、ミュージカルご出演のため退席となります。本公演への意気込みをお願いいたします。」
相葉 「30周年という節目の年に、僕も来年30歳になるんですけども、30年という歴史の重みを凄く感じていまして、その重みを感じながら先輩たちのアンジョルラスとしての思いも引き継ぎながら、しっかりとバトンを受け取って、初日までにしっかりとしたものを作って、また今までとは違ったアンジョルラスが届けられたらと思ってますので、精一杯自分の役割を果たしたいなと思っておりますので、どうぞ応援宜しくお願いいたします。」
二宮 「私も勉強させて頂いているということがあるので、『夢やぶれて』がやはり私の中で一番好きな曲ですね。この曲は舞台の上ではファンテーヌが娼婦になる前に歌う曲なんですけれども、アン・ハサウェイさんが演じられている映画の『レ・ミゼラブル』では、娼婦になってしまった後に歌われたりして、別の見方が出来る曲だなと思っております。夢やぶれて、という言葉なので、弱弱しいとか可哀そうという言葉がポンって浮かんでしまうんですけれど、よく歌詞を読むと、『夢やぶれたけど、でもこれから私は生きていかなければいけないんだ』という強さも秘めている曲なんですね。私は子供はいないですけれど、幼子を持つシングルマザーの気持ちになって歌ってみたりとか、誰かに振られた気持ちになって歌ってみたりとか、色んな接し方ができる曲なので私のとても大切な曲となっております。」
松原 「私も自分の演じるエポニーヌの『オン・マイ・オウン』が一番好きな曲です。エポニーヌに決まる前から『レ・ミゼラブル』の中で一番好きな曲でした。好きな歌詞…『幸せの世界に縁などない』ですかね。自分が落ちこんでしまった時とか、もうどうにもやり場のない気持ちになってしまった時とかに同じような言葉を自分の頭の中に描いたことがありまして、これは『幸せの世界に縁などない』という強烈な歌詞と一緒だなと思ったんです。『私だけじゃない』っていうか、エポニーヌと同じ気持ちになれたんだなと、救われたことがありました。『幸せの世界に縁などない』と叫んでしまってもそこにはちゃんと希望があって、その言葉にも絶望だけではない何かがあるんだなと思うので、その歌詞が一番好きです。」
唯月 「私も松原さんと同じになってしまうんですけども、エポニーヌのソロ曲『オン・マイ・オウン』がすごく好きです。」
鈴木 「ロンドンの初演を31年前に聴いたときに『一日の終わり』に本当に全身鳥肌が立ちまして。ジャン・バルジャンが仮出獄許可証の紙を破り捨てて、そのあとに『一日の終わりに』が始まるところが今でも鳥肌が立って、大好きです。」
橋本 「僕は『民衆の歌』ですね。元気が出て、勇気をもらって。大好きですけれども、テナルディエだと歌詞を歌えない…。それは次にやりたいと思います。(笑)」
内藤 「今、考えていて頭の中でリフレインするのが、(歌いながら)♪てめえの子が何故いるんだ、わかんねぇのか(「プリュメ街の襲撃」)ってそこばっかりで(会場爆笑)。ここが一番好きだなと思いました。ここしか出てこなかったですね。」
小南 「私は『ワン・デイ・モア』が一番好きです。ジャン・バルジャン、エポニーヌ、コゼット、マリウス、ジャベール、と民衆全員が自分たちの熱い想いを歌に乗せているところがすごくゾワゾワッと毎回聴いて思うので、大好きです。」
生田 「私はコゼットが歌う『プリュメ街』が好きです。元々修道女のような大人しいイメージが自分の中にはあったんですけど、ワークショップをやっていくうちにもっと無邪気で弾けている感じを出して欲しいと。どんどんイメージが変わっていった曲なので、皆さんにも『こういうコゼット像もあるんだ』と思ってもらえるように歌えたらいいなと思っています。」

Q: 鈴木ほのかさんにお聞きします。30年前に『レ・ミゼラブル』の日本初演でコゼットを演じられて、先程、人生を変えられたというお話もありましたが、その初演当時の思い出を、今新たに『レ・ミゼラブル』の列に入ろうとされている皆様が折角ご一緒なので、ご披露頂ければと思います。
鈴木 「日本初演の6月17日にアンサンブルでその舞台に立っておりました。その頃は、スターが出るミュージカルっていうのが多かったんですけども、“スターを生み出すミュージカル”ということで、本当に全国からプロの方、アマチュアの方すべて、学生の方もいらっしゃいましたが、そういう方たちがこぞって1万2千百何人が受けて、“時代を変えるミュージカル”と言われて、日本国中が 『レ・ミゼラブル』という色になった1987年だったんです。その前に『エコール レ・ミゼラブル』という学校がありました。ほぼ一年くらい皆で、本稽古に入る前、週に2日くらい基礎レッスンをしたりして。その頃テレビによく出ているスターの方もいらっしゃったし、学生の方もいらっしゃったし、本当に何もしていない人もいるし(会場笑)、そういう方々が上下も横もなく、いわゆる『レ・ミゼラブル』という群集劇ととして、本当に1人1人が自分をかなぐり捨てて『レ・ミゼラブル』に魂を投入した、っていうことがありました。初日が開いた時には、全員で涙を流して感動したのを覚えています。なので30年も、ミュージカルのトップの座に君臨する『レ・ミゼラブル』が30年も続くんだなという。今日、新しいキャストの皆さんとご一緒して本当にフレッシュで、今思うと絵梨花さんとふうかさんって、30年前ってまだ生まれてらっしゃらないですよね? そうですよね! ファンテーヌの時にも生まれて…? そうですか、1才ですか(笑)。時代の重さといいますか、新しい時代の新しい『レ・ミゼラブル』があると思いますし、来年、日本中を揺るがすような『レ・ミゼラブル』をこのメンバーで出来るような気がしております。」


Q: 生田絵梨花さんにお伺いします。乃木坂46という日本中の誰もが知るトップアイドルのメンバーとして大活躍の中で、舞台出演に挑戦される原動力はどこにあるのでしょうか?
生田 「もともとこの世界に入ろうと思ったきっかけはミュージカルでして、小学校の低学年くらいに初めて見たのをきっかけにそこを目指すようになったんです。ですのでアイドルになりたいと思ってこの世界に入ったというよりは、ミュージカルが好き、ステージが好きというところから、アイドルに気づいたらなっているというところです。乃木坂46に入りながら活動していく中でも、『レ・ミゼラブル』に出たいという気持ちは無くなるどころか、ますます強くなっていって、やっぱりやりたいのはここだという風に、色んな活動を通して再認識することが出来たので、そういう経験も自分を後押ししてくれて、やりたいことが見えたっていうところです。」

Q: 製作陣の方から、生田さんを起用した理由というのを教えていただけますでしょうか?
司会 「では私から、製作サイドのお話をまとめてお伝えさせて頂きます。当初から生田さんはコゼットの役でオーディションを受けられたそうなんですが、いわくとにかく面白いオーディションだったと伺っております。稽古の当初は生田さんはかなり緊張していて固くなっていたそうですが、外国人演出家の指導を受けているうちに、どんどん動きや表情が豊かになって、その変化というものに製作陣全員が大きな可能性を感じたそうなんです。劇中の中でコゼットが少女から大人に成長していくその姿にかぶって見えた、と。お話にあったようにアイドル活動としてお忙しい中、とにかく全身全霊で稽古に臨むその真摯な姿というのが、一緒に『レ・ミゼラブル』を創り上げることが楽しみだと感じるほどだったそうです。そしてもちろんここにお集まりの新キャストの皆様全員が、『ミス・サイゴン』のプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュ氏の高い評価、そして高い期待を受けて役を掴み取られました。皆さん、持ち味、キャラクター、歌声、演技全てに役にハマるものを持っていると判断をされた上で、今ここにお揃いでいらっしゃるということをお伝えさせて頂きます。」




Q: 生田さん、先程の会見でスタッフの方から選考理由を聞いてみていかがでしたか?
生田 「私も初めて聞きまして、やってるときは必死ですし、無我夢中ですし、自分がどう見えているのかとかは全く分からないんですけど、でも、今とにかく出来るのは、一生懸命エネルギーを注ぎ込んで、まだ何も無い状態ですけど、本当に何でも知りたい・やってみたいという気持ちが強いので、好奇心旺盛に、っていうのがコゼットとそこがかぶるのかなと思うので、そこをとにかく夢中に頑張りたいと思います。」

Q: 橋本さんは選考理由は聞いてないですか?役に決まったと聞いて時はいかがでしたか?
橋本 「僕は本当に謎ですね(笑)。本当に、どうしてなんですか?って英語で聞いてみたいですね。出来るものなら。(オーディションを受けて)これは全くダメだなって正直サバサバした気持ちで『縁が無かったな』って本音では思ったんですけど、連絡を受けて、人生でそんなに合格通知というのをもらったことが無いのでとっても嬉しかったです。」

Q: 鈴木さんは『レ・ミゼラブル』で3役目ということですが?
鈴木 「そうですね、本当にさっき内藤さんが仰ったみたいに、とりあえず受けておこうかっていう感じで。『いつか』『もしかしたら』っていう、挑戦できる年といいますか、自分の演技力がついたらオーディションを受けたいなと思っていたんですけれども、まさか本当に選んで頂けるとは思っていませんでした、正直。全世界でマダム・テナルディエ役というのは豊満ですごくコメディが出来てパワフルな方が多いので。新しいテナルディエ夫人を作ってみたいという風にエイドリアンに言っていただきまして、でも、キャメロン・マッキントッシュ氏からは『面白く面白く』というのは何度も言われて、何度も演出を受けてチャレンジして、それでOKが出たので、「サー・キャメロン・マッキントッシュが選んでくれたんだから」という自信だけで今、立っております。あとやっぱり、お稽古始まったら皆との化学反応なので、じゅんさんとコンビで!ここはコンビ力が勝負なので!」
橋本 「ねっ!もうお話聞いていて全部僕が言いたかったことです(会場笑)。さっき相葉くんが最後の挨拶で、僕が(会見前に受けた)取材で言ってたことを全部言って帰りましたから(笑)。お客さんも拍手してたんですけど、『君、言ってへんかったやん!』って。なあ、大希?」
内藤 「そうですね、まんまそうでしたね。(笑)」
橋本 「でも今(鈴木さんが)言ったことは本当に僕も言いたかったことなので、これはとっても心強いなと思いました。」
鈴木 「もう本当にコンビの力ですね。テナルディエあってのテナルディエ夫人なので。もうどんないかなる演技でもついていきたいなと思っております。」
橋本 「テナルディエさんもちょっと細い、小柄なイメージがあると思うんですけど、僕はそれから外れるなと思ったんで、きっと新しい…」
鈴木 「そうですね、新しいコンビでいけたらいいなと思って。頑張りましょう!」
橋本&鈴木「宜しくお願いします!」

Q: ではそのコンビで生田さんと小南さんをいじめるという感じですね?
鈴木 「はい!たっぷりいじめさせて…ハハッ(笑)でも大人のコゼットとコミュニケーションを取るところはあまり無いんです。私はもうリトルコゼットをビシバシと…。」
橋本 「そこがまたちょっとね、気持ちが『ごめんね!』って思ってしまうのをエイヤッ!と乗り越えて。」
鈴木 「テナルディエさんはあれですね、エポニーヌさんをビンタするシーンとかあるんですよね。娘にもかかわらず。」
橋本 「そうですね。」
唯月&松原「楽しみにしてます。(笑)」
橋本 「ビンタをですか!?(会場笑)」
鈴木 「でもやっぱりエイドリアンがね、新しいものをすごく要求してらっしゃるので凄く楽しみですね(一同うなずく)。なんかまた新しい『レ・ミゼラブル』を作ろうとしているのがすごく良く分かるので、受けて立たないと。厳しいですもんね、結構細かいし。」
橋本 「大丈夫ですよ、皆でやりましょう。」


Q: 唯月さんは橋本さんとは『ピーターパン』での共演では敵役でしたが、今回は親子ということでいかがですか?
唯月 「すごく縁を感じます。『ピーターパン』では(ストーリー的に)どんなことがあっても勝っていたので、今回は親子でビンタとかされるのかなと思うと楽しみでもあり…」
橋本 「ビンタ楽しみって…、こちらこそ宜しくお願いします。(笑)」


Q: 帝劇のステージに立つのが初めてという方は挙手いただいて、帝劇に対する思いを教えてください。
生田 「もちろん『レ・ミゼラブル』でも足を運んでいますし、他の作品でも何度も客席に座っていて、その舞台に立つというのがまだ全然想像つかないのですが、でも、ずっと帝劇に立てるような舞台役者さんになりたいっていうのがひとつの目標だったので、二十歳の年でこの作品に出させていただくことは、本当に自分にとって大きな節目になるんじゃないかなと思っています。」
松原 「俳優仲間から帝劇には帝劇の神様がいるんだということを聞いていまして、それが何の神様なのか私は分からないんですけど、きっと何か普段の行いが良ければ救ってくださると思うので。ロングラン作品は初体験ですので、本当に未知の世界なんです。体調管理やモチベーションを保つこともすごく重要なことの一つになると思うんですけど、皆様と協力しながら、帝劇の神様にもお力添えを頂きながら、頑張りたいなと思います。」
内藤 「僕はですね、チケット代に見合う価値を意識したいなと。大先輩の岡幸二郎さんから、『いいか、大希。帝劇は(S席が)13,500円(もする劇場なん)だからな』って再三言われてて、本当にその通りだな、と、この間『ミス・サイゴン』を観た際に思ったので、払う価値を見出していただけるように頑張りたいと思います。」
唯月 「帝国劇場のお稽古場には何度か足を運んだことがあって、その時からエレベーターで帝劇に立ってた俳優さんとすれ違う機会があって、『ああ、私も帝国劇場の舞台の上に立ちたいな』とずっと思いながら、お稽古場に向かっていたことがあるので、二十歳という年に立つことが出来て本当に嬉しいなと思っています。」
二宮 「私も何回か帝国劇場に足を運ばせていただきまして、観客席からでかい舞台を見ていたので、『私のミュージカルデビューがこの劇場なんだ、この舞台なんだ』と思うと手汗握ってしまうくらい、緊張しているんですけども、でも本当に頑張ろうという気持ちになります。」

Q: 生田さんと小南さんと唯月さんが同じ学年だと思うんですけど、同じ学年の人がいるというのはいかがですか?
生田 「凄く心強いです。今日初めてお会いしたんですけど、近くで支え合っていけるんじゃないかなって思うので、いっぱい教えてもらいながら、助け合いながら、やっていきたいなと思います。」
小南 「生田さんが仰るようにすごく心強いなというのと、前回出演させて頂いたときは18歳だったので、諸先輩方ばかりで同じ年の方はいらっしゃらなかったので、今回は心強く嬉しい気持ちです。」
唯月 「同い年の方と共演するのは初めてなのですごく心強いし、お互い稽古場とかで刺激し合いながら、助け合いながら出来たらいいなって思ってます。宜しくお願いします。」

Q: 生田さん、受かったときは乃木坂46のメンバーの方にお伝えしたりしたんですか?
生田 「伝えました。本当にすごくびっくりしてくれていて、皆すごく応援してくれています。」

Q: 来年はミュージカルが続くと思うんですけれども、大丈夫ですか?学業もあってアイドル活動もあって、ミュージカルっていうのは。
生田 「そうですね、基本的には『レ・ミゼラブル』というところに集中してエネルギーを注ぎ込んでいきたいと思うんですけど、でもやっぱりファンの方との交流も忘れずにしていけたらいいなと思っています。」

Q: 合格通知というものはどういった状況で知らされるものなんですか?
橋本 「それぞれ各々だと思います。お伺いしたことはないんですけども、僕は事務所経由でマネージャーさんから連絡をもらいました。でもあのコールバックがあって、初っ端からストンということは全くなく、だいぶほとぼりも冷めたというような、『もう関係ないんやな』って普段の生活をやっていた時に突然カットインしてきたんです。(何人か「私もそうです」)あ~、やっぱり?あれびっくりするよね?」
唯月 「落ちたんじゃないかなと思っていた時に…」
橋本 「もうちょっと早く言って欲しいよね(キャスト一同笑)。ダメならダメって。皆それぞれだと思っていたけど、皆同じ感じですね。」

Q: 忘れた頃にやってくるみたいな?
橋本 「まったくその通りですね。普段の生活で『今日もこの舞台頑張ろう』とタラタラ歩いているときに、頭に石が当たったみたいな感じ(笑)」

Q: 生田さん、最後に作品のPRをお願いします。
生田 「30周年という記念すべきこの作品に出させていただくことをとても光栄に思っています。不安な点も至らない点もいっぱいあると思うんですけども、たくさんエネルギーを注ぎ込んで、このメンバーで新しい風を起こせるように頑張りたいなと思っております。宜しくお願いいたします。」